甘くておいしいいちごは、好きな方も多いフルーツですよね。
いちごは果肉部分だけ食べ、ヘタは残しますよね。しかしこのいちごのヘタ、食べる人もいるのをご存知でしょうか?
今回はいちごのヘタを食べる人が本当にいるのか、また栄養成分や体に毒ではないのかをご紹介いたします!
いちごはヘタごと食べる人もいるって本当?
いちごをヘタごと食べる人がいるのは本当です。いちごをヘタごと食べる理由として、ヘタを取るのを面倒だと感じることが挙げられます。
またいちごのヘタは柔らかいので、食べても気にならないということもあり、ヘタごと食べる方がいます。
気になる栄養成分は?
いちごは果肉だけでなくヘタにも栄養があります。いちごのヘタには【葉緑素】と【ビタミン】が含まれています。
【葉緑素】とは緑色の色素で、胃腸の回復に効果てきめんです。また殺菌・脱臭効果もあるので、私たちの体にだけでなく日常的にも有効活用されています。
この葉緑素は緑色の植物に含まれているので、ホウレンソウ、春菊といった野菜にも多く含まれています。
いちごのヘタに含まれる【ビタミン】は、ビタミン群の中でもビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは美肌を作る働きがありますが、免疫力アップにも効果がある成分です。
実は健康に悪い成分とかないの?
いちごの果肉部には農薬を使っていませんが、ヘタは別です。
ヘタには残留農薬が付着していますが、農薬以外にもトキソプラズマという菌が付着していることもあります。
そのためいちごをヘタごと食べるときには、ヘタの裏側までしっかり水で洗い流すか、食材専用の洗剤でしっかり洗って汚れを落として食べることが重要です。
海外ではヘタごと食べるのが常識?
海外ではいちごのヘタは取らずに食べることが多いです。
いちごのヘタをとって食べる日本人は、海外の人から見て不思議に感じます。
いちごのヘタを食べると感じる青臭い風味や、ヘタにはそもそも味がないことから、いちごのヘタはとらずに食べるのが常識となっています。
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いちごのヘタの取り方!どのタイミングで取るべき?
いちごのヘタ付近には、いちごに含まれる栄養素が多く含まれています。中でもビタミンCは水に溶けやすい成分なので、いちごのヘタをつけたまま水洗いすることをおすすめしています。
そのためいちごのヘタをとるベストタイミングは、いちごを食べる直前です。
またヘタをとるときに、いちごのヘタ付近の果肉も一緒に切り落としてしまう方がいますが、この部分に栄養素が詰まっているのでおすすめしません、いちごのヘタはつまむようにして優しくとってくださいね。
保存するときはヘタを取ってから?
いちごを冷蔵庫で保存するときに、ヘタをつけたまま保存するべきか悩むかと思います。
いちごのヘタは取らずに保管してください!何故かというと、いちごのヘタを最初にとってしまうと、ヘタの部分から水分が蒸発して乾燥しやすくなってしまいます。
そのためヘタつきのまま保存してください。
またいちごを保管するとき、キッチンペーパーを敷いてからヘタ部分を下向きにして保存すると鮮度を保つことができます。
2~3日に1度キッチンペーパーを変えると長持ちしますが、いちごはデリケートなフルーツなのでなるべく早く食べてください。
また水洗いしてから保存すると、付着した水分からカビが生えたり傷むスピードが速くなってしまうので、いちごは食べる前に洗ってください。
まとめ
いちごにとってヘタはとても重要な役割のある部分です。乾燥からいちごを守ってくれたり、栄養素の貯蔵にも一役買っています。
日本ではヘタごと食べる習慣はないですが、海外ではごく当たり前のようにヘタつきのままいちごを食べる習慣があります。
青臭いヘタの味が甘いいちごの味わいにマッチして、いつもと違った味わいを楽しめるので、ぜひお試しください。
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