いちごはジューシーな果汁を持ち、甘酸っぱくておいしいですよね。
色鮮やかな赤色は見た目にも美しく、ケーキやパフェにのっていると目を惹きます。
そんないちごですが、綺麗に洗うためには【塩水で洗うと良い】という方もいますが、実は大間違い!いちごを塩水で洗うのはよくないのです。
今回はなぜいちごを塩水で洗うと良いとされているのか、そしていちごの正しい洗い方についてご紹介いたします。
いちごを塩水で洗うと良いと言われていた理由は?
いちごを塩水で洗うと良いとされていた理由として、いちごのもつ甘さを塩が引き立てる、ということと、塩には殺菌作用があることが挙げられます。
では早速この2つの理由について詳しくご紹介していきます!
塩水で洗うと甘さが引き立つ
スイカに塩をかけて食べると、より甘く感じますよね。これは【味の対比効果】と呼ばれる現象によって起きます。
【味の対比効果】とは2種類以上の味が混ざることによって、片方の味を強く感じる現象です。
スイカに塩をかけて食べると、先に塩のしょっぱさを感じることで、スイカの甘さを引き立たせることができるのです。
いちごもこの現象を利用して、洗うときに塩水で洗うと塩気がいちごに残り、甘くなると考えられていました。
塩水で洗うと綺麗に汚れや農薬が落ちる
いちごを塩水で洗うと、甘さを引き立てるだけでなくいちごに付着した農薬や汚れを綺麗に落とせるということから、いちごを塩水で洗う人も多いです。
塩水には殺菌効果もあり、さらに塩がいちごの表面についた細かい汚れを取り除いてくれます。一理ある考えかたですが、いちごは塩水で洗うのは間違いだとする考え方も存在します。
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いちごを塩水で洗うと間違っていると言われている理由は?
いちごを塩水で洗うのが正しいとする考えがある一方で、間違いだとする考えもあります。
では次に、いちごを塩水で洗うのは間違い、という考えをご紹介いたします。
実は農薬が浸透してしまう?
いちごを塩水で洗うと、付着した農薬を洗い流すどころか果肉に浸透してしまう考えもあります。
塩水の浸透圧で汚れが入りやすくなり、塩水で洗うことをおすすめしません。また浸透圧が引き起こすのは農薬の浸透だけではありません。
浸透圧の影響でいちごに含まれる水分が外に出てしまい、しなびてしまいます。
表面が痛む?
いちごを塩水で洗うと塩の粒子が表面を傷つけてしまい、果肉が潰れてしまいます。
また傷ついた表面から農薬や汚れが入り込んでしまい、普通に洗うよりも多くの農薬を体に取り込んでしまうことになってしまいます。
いちごの正しい洗い方は流水?
いちごの正しい洗い方は、流水で洗うことや、酢水、重曹を溶かした水、ぬるま湯で洗うことをおすすめしています。
またボウルに水を張り、さっと洗い流すだけで汚れは十分に落ちます。いちごは農薬を可食部には使っていないので、安心してくださいね。
またいちごを洗うにはヘタつきのまままるごと洗ってください。いちごは水分を嫌い傷みやすいので、食べる直前に洗ってくださいね。
まとめ
いちごは塩水で洗うと甘味が増し、なおかつ汚れや農薬をより落とすことができるとされています。
しかし塩水の浸透圧で農薬が果肉内部に入り込んでしまったり、塩の粒子がいちごの表面を傷つけてしまうこともあります。そのためいちごは塩水ではなく、水、もしくは重曹水、酢水で洗うことをおすすめします。
またいちごの果肉は柔らかくてデリケートなので、勢いの強い流水で洗い流すと果肉が潰れてしまうことがあります。
ボウルに水を張ってヘタつきのまま、さっと洗い流すだけでも汚れは落ちるので、ぜひ試してみてくださいね。
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