とうもろこしといえば生で食べても甘いですが、焼いたり揚げたり蒸したりと加熱調理すると甘さが増してさらにおいしくなります。
そんなとうもろこしですが、たまに甘くないとうもろこしに当たることありませんか?甘くないならまだしも、苦味を感じる場合もあります。
今回はとうもろこしが甘くなくなる原因と、甘くないとうもろこしを美味しく食べるコツをご紹介いたします。これで甘くないとうもろこしを購入してまった場合でも安心ですよ!
とうもろこしの種類はたくさんある?美味しい品種はこれだ!とうもろこしが甘くなくて苦味を感じる理由は?
とうもろこしの中でも朝採れのものはおいしく、直売所でもすぐに売切れてしまうほどの人気があります。
朝採れが美味しい理由として、栄養分が光合成に使われる前の朝に収穫することが挙げられます。
ということはとうもろこしが甘くない、もしくは苦味を感じる理由として収穫のタイミングによるのではないかと思い、調べてみました。
鮮度の問題?
とうもろこしは鮮度が落ちやすい野菜です。収穫したとうもろこしをすぐ食べると、通常よりも甘さを感じることができます。
しかし時間が経つと、とうもろこしは甘さの成分である栄養素やエネルギーを、生命維持のために使ってしまい甘さがどんどんなくなっていきます。
そのため収穫してから時間が経ったとうもろこしは甘くなくなってしまうのです。
アクが苦味を感じる?
とうもろこしは生命維持のために、貯めこんでいた栄養素やエネルギーを使ってしまいます。この間にとうもろこしの実の中にアクができてしまいます。
このアクが苦味を感じる原因となります。このアクは収穫したあとから時間が経てば経つほど増えていきます。
つまり新鮮でない、鮮度が落ちたとうもろこしは実に多くのアクを貯めこんでしまうため、苦味を感じるとうもろこしとなってしまいます。
アクは体にあまりよくないため、強い苦味を感じるとうもろこしは食べないほうが良策かもしれません。
実は品種によるもの?
昔のとうもろこしは今のとうもろこしほど甘い品種はありませんでした。主にフリントコーンと呼ばれる品種のとうもろこしを食べていました。
このフリントコーンは現在、食用の他に家畜のえさとして食べられているとうもろこしです。
昭和に入りスイートコーンと呼ばれる驚異的な甘さを持つとうもろこしが登場し、世間の人気を集めました。
それを機に甘いとうもろこしがたくさん開発されるようになり、現在食べられているとうもろこしは缶詰も含めて甘みを感じる種類が多くなっています。
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あまり甘くないとうもろこしを美味しく食べるコツはどうすればいい?
甘くないとうもろこしを少しでも美味しく食べる調理法は、ずばり【茹でる】ことです。
茹でることによってお湯の中にアクが抜けます。さらに実の中に含まれる水分量が減り、糖分の絶対量が増えることで甘さを感じやすくなります。
電子レンジでの加熱でも甘くなりますが、そのときに水を加えて加熱してください。茹でて甘さを際立たせてから料理に使うと、普段食べる甘いとうもろこしと大差はありません。
甘くないとうもろこしを茹でずに調理するときは、醤油バターやめんつゆといった調味料で味付けをすると美味しく食べることができます。
またとうもろこしの芯と米と一緒に炊くことで芯が持つ甘さが甘くない実の部分にも移り、全体的に甘い美味しさを持つ炊き込みご飯ができます。
まとめ
苦味を感じるともなると食べないほうがいい場合もありますが、甘さを感じない程度の場合は美味しく食べることができます。
また体に悪影響を及ぼすこともないため、安心ですね。苦い場合でも一手間かけることによって甘くなるため、捨てずにチャレンジしてみてください!
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