レンコンは穴が開いていることから見通しがいいとされ、縁起のいい野菜です。そのためおせちには欠かせません。
おせち以外でも、天ぷらにするとシャキッとした歯応えを楽しめます。
また淡白な味わいから、煮物にすると調味料の味を吸ってよりおいしくなりますよね。
またレンコンは産地によって味わいや食感が変わります。今回はそんなレンコンの名産地や、消費量が多い都道府県についてご紹介致します!
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レンコンの生産量はどこの県が多い?
レンコンは流通している場所によって、栽培方法が異なり品種が変わります。
まずレンコンの生産量の多い都道府県のベスト5についてご紹介致します。
2位 徳島県 7060トン
3位 佐賀県 6510トン
4位 愛知県 3760トン
5位 山口県 3070トン
レンコンの収穫量が1番多い都道府県は茨城県となりました。
また2位には四国の徳島県がランクインし、2位以降は日本の西側にある県が多数ランクインする結果になりました。
では1位に輝いた茨城県にレンコン事情について解説していきます。
日本一のレンコンの名産地といえば茨城県土浦市
茨城県はレンコンの収穫量だけでなく、作付面積でも全国1位を誇ります。
また日本で出荷しているレンコン全体の約53%を占めるとともに、東京の市場に出回るレンコンの90%以上のシェアを誇っています。
首都圏で食べられるレンコンのほとんどは茨城県産だということになります。ではなぜ茨城県ではこんなにもレンコンの栽培が盛んなのでしょうか?
茨城県には霞ヶ浦という大きな湖があります。霞ヶ浦は滋賀県の琵琶湖に次いで国内第2位の面積を持ちます。
霞ヶ浦沿岸には低湿地帯が多く、さらに野草が堆積し栄養が豊富な腐葉土を作ります、さらに冬でも雪が降ることが少なく、1年を通して温暖な気候がレンコンの栽培に適しています。
そのため霞ヶ浦の周りではレンコンがよく作られ、中でも土浦市が日本一のレンコンの名産地となりました。
辛子蓮根で有名な熊本県はレンコンを生産しているの?
熊本県は黄色い辛子で覆われた辛子レンコンが有名ですよね。
熊本県でもレンコンは栽培されています。都道府県別では、平均6位の順位となっています。
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実はレンコンは日本と中国しか食用にしていない?
レンコンを食用とする国は少なく、日本と中国南部など、ごくわずかな国々にとどまります。
レンコンに穴が開いていることから【先の見通しがいい】と縁起をかつぐようになり、おせちで欠かせない食材となりました。
レンコンの原産地は中国もしくはインドとされています。
インドでは、泥からまっすぐ上に伸びて綺麗な花を咲かせ、水を弾く葉をもつことから、俗世の欲望にまみれず清らかに生きることの象徴とされました。
そのため仏教やヒンドゥー教において聖なるものの象徴となり、食べる習慣が根付きませんでした。
日本でも沖縄はあまり食べない?どこの県がよく食べる?
レンコンは日本人にはなじみ深い野菜ですが、実は沖縄県ではあまり食べられません。
沖縄でもレンコンは栽培されていますが量が少ないことが挙げられます。また本土のものもあまり流通しないことも原因のひとつです。
逆にレンコンを一番食べている都道府県は、1位は佐賀県、2位は広島県、3位は香川県となっています。
佐賀県の消費量は沖縄県の消費量の10倍となっています。
まとめ
レンコンは茨城県が生産量が1位を誇り、首都圏に流通しているレンコンのほとんどが茨城県産となります。
しかし最も食べられているのは佐賀県で、最も消費量が少ない沖縄県と比べて10倍の量を食べていることは驚きです。
またレンコンの原産地のひとつとされるインドでは、蓮は神聖なものとされており食べられていません。
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