しゃくっとした独特の食感がおいしいレンコン。
秋から冬にかけてスーパーに並び始め、新年にはおせちとして食べる方も多いのでは?そんなレンコンは漢字で【蓮根】と書きますよね。
そのためレンコンは蓮の根っこだと思う方がほとんどではないでしょうか。
しかし実はレンコンは蓮の根っこではなかったのです!そこで今回はレンコンとは一体なにか、詳しくご紹介致します。
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蓮と蓮根は同じ植物だということは正しい!
レンコンは蓮の根っこではない、とご紹介しました。しかし蓮の根元にレンコンができますよね。
そのため蓮とレンコンは同じ植物ということは合っています。
しかしレンコンは太くて大きいので、根っこではないとすると一体なんなのでしょうか?早速解説していきます。
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蓮根(レンコン)は蓮の根っこというのは実は間違いだった!
レンコンの形や泥や土の中から収穫されることから、蓮の根っこだと思いがちです。
漢字で蓮の根、と書くため、レンコンは蓮の根っこというイメージが先行してしまいます。
さらに見た目が根っこのようなので、蓮の根っこでレンコンなんだ、と思ってしまいますよね。
しかし驚くことにレンコンは、蓮の根っこではなく【地下茎】が大きくなったものなのです!
【地下茎】とは地中に埋もれて大きくなる茎のことで、根っことは違い根毛や根冠がありません。
【地下茎】は植物が大きく成長するのに必要な養分を蓄えるので、成長するにつれ大きくなっていきます。
根っこは栄養や水分を吸収する場所なので、両方とも地下で育ちますが働き方にこういった違いがあります。
しかしどちらも大きく成長するには欠かせない大切な場所です。
またレンコンのように地下茎が大きくなり食用とされているものは他にもあり、有名なものでいえば【ジャガイモ】や【サトイモ】がこれに当たります。
海外でもレンコンは蓮の根っことして認識されている?
日本では天ぷら、煮物、炊き込みご飯、おせち、といった料理でレンコンを食べることが多いですよね。
食感がいいことから、たまに肉まんの中に入れる場合もあります。そんなレンコンですが、食用としているのは日本、中国南部、とわずかな国だけなのです。
そのため海外ではレンコンを食べる習慣がありません。なぜかというと、海外ではレンコンを蓮の根っこだと思い、食べる習慣が根付きませんでした。
また蓮自体、食べるというより観賞用として楽しむことが多いのも理由のひとつです。
蓮の名前の由来は蓮根の形から来ていたって本当?
蓮の名前の由来は、レンコンではなく【花托】と呼ばれる花を支える茎が由来となっています。
レンコンのことを日本では昔【はちす】と呼んでいました。
なぜレンコンのことを【はちす】と呼んでいたかというと、蓮の花托が蜂の巣の形に見えることからです。
【はちのす】が転じて【はちす】となりました。そこから蜂の巣に似た花托をもつ蓮のことを【はす】と呼ぶようになりました。
まとめ
ピンクや白色、黄色といった、色鮮やかで大きな花びらを広げて花を咲かせる蓮。
そんな蓮が育つ泥や土の中でレンコンは大きくなるので蓮の根っこだと思いがちですが、実は蓮の地下茎であり根っこではありませんでした。
植物の中には土の中に専用の茎を伸ばし、大きく育つ種類もあるので驚きですね。
そして名前の由来も、蓮の根っこだからレンコン、というわけではなく、花を支える花托を呼ばれるところが蜂の巣に似ていることから、というのも驚きでした。
レンコンの名前の由来や、どういった部分なのかを知らない方は多いと思うので、ぜひ周りの人と話すときの話題にしてみてくださいね。
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