日本料理に欠かせないたけのこは、昔から日本人に親しまれてきた食材です。色々な料理でたけのこを食べてきたと思います。
でも、たくさんの種類のたけのこがあることはあまり知られていません。実はたけのこはたくさんの品種があるのです。
どんな品種があって、どの品種が美味しいのでしょうか。ご紹介していきましょう。

たけのこの品種一覧
孟宗竹
孟宗竹(もうそうしく)は、一番メジャーなたけのこの品種です。スーパーなどで生や水煮で売られているたけのこのほとんどが孟宗竹です。
中国から沖縄、本土に伝わり日本全国に広まりました。
特徴は太くずっしりとしている茎、適度な歯ごたえ、さらに独特の香りです。
苦味やえぐみがあるので、あく抜きをしてから調理する必要があります。天ぷら、煮もの、炒め物など、多くの料理に使われています。
淡竹

出典:https://yokokawa.hamazo.tv/e7972907.html
淡竹(はちく)は日本海側の地域で食べられているマイナーな種類のたけのこです。スーパーになどに出回ることはありません。
特徴は、孟宗竹よりも細い茎です。また生でも食べれるほどの柔らく、苦味がないのも特徴です。孟宗竹のようにあく抜きする必要がありません。
アスパラのようにサラダにしたり炒め物にして食べられています。
真竹
真竹(まだけ)は孟宗竹の次に知られているたけのこの品種。孟宗竹よりもやや細い茎です。スーパーなどで売られている比較的メジャーなたけのこです。
特徴は1日に1メートルも伸びるすごい成長力。新鮮なものは生でも食べられますが、孟宗竹のように苦味があるものが多いので、あく抜きすることが一般的です。
孟宗竹と同じように煮ものなどに使われることが多いです。
根曲がり竹
根曲がり竹は「姫竹」とも呼ばれる種類のたけのこです。東北や北海道などに多いたけのこです。
特徴は細く小さいところです。他のたけのこの品種の中でも最もやわらかくえぐみが少ないのも特徴です。
あく抜きをせずにそのまま味噌汁などに入れていただきます。
四方竹

出典:http://yomoyamashop.com/00055/
四方竹(しほうちく)は高知県などで食べられているたけのこです。スーパーなどに出回ることはあまりありません。
特徴は名前の通り、切り口が四角になっているところ。これが他のたけのこと区別するポイントとなっています。
苦味が強く、孟宗竹のような香りもあまりありません。固いたけのこなので、煮込み料理などに使われえることが多いです。
寒山竹

出典:https://blogs.yahoo.co.jp/fukuinaoto7010/25593943.html
寒山竹(かんざんちく)は九州、西日本で食べられているたけのこです。殿様が美味しいと食べていたことから「大名竹」とも呼ばれています。
生で食べられるほど柔らかく、苦味もありません。香りも非常に良いので、グリル焼きや蒸し焼きなどシンプルな料理にすると美味しいです。
布袋竹
布袋竹(ほていちく)は節目が布袋様のお腹のように見えることからつけられた名前です。釣り竿に使われる竹としても有名です。
特徴は淡白な味わいです。苦味がえぐみが少ないのであく抜きをしないで食べることができます。
味が良いたけのこはどれ?
7種類のたけのこをご紹介してきました。
この中で一番味が良い品種はどれなのでしょうか。たけのこの味の良さを調べた結果、西日本と東日本にそれぞれ美味しいたけのこがあることがわかりました。
西日本で美味しいとされている品種は「寒山竹」。東日本で美味しいとされている品種は「根曲がり竹」です。
どちらもえぐみや苦味が少なく、生でも食べれるほどのやわらかい味わいが特徴です。
どちらも細い茎なので料理に使いやすく、見た目が可愛らしいのも魅力的ですね。
もちろん一番メジャーな孟宗竹も美味しいたけのこですが、ぜひ寒山竹、根曲がり竹も味わってみてくださいね。
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まとめ
たけのこと言えば、ずんぐりとした形のたけのこを思い浮かべると思いますが、たけのこはあの1種類だけではありません。
知られているだけでも7種類ものたけのこの品種が存在するのです。見た目も味わいも違うものなので、食べ比べてみたいですね。


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