セロリが苦い!実は苦味成分は毒で体に悪いって本当なの?

セロリ

香味野菜の代表格として名高いセロリは、肉の臭い消しや料理に風味をプラスするために使われることが多いですよね。

そんなセロリの味は苦く、セロリ単体で食べるのは苦手という方も多くいるのではないでしょうか?

そこで今回はセロリの苦味成分と、セロリの苦味を抑える調理法について詳しくご紹介いたします!セロリの苦味が苦手な方は必見です!

 

セロリの苦味成分は何?

セロリ

セロリに含まれる苦味成分は、ふきのとうや菜の花、つくしといった野菜に含まれている苦味成分と同じ【サポニン】【タンニン】【植物性アルカロイド】です。

タンニンは緑茶にも含まれているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この3つの中でも特に注目すべき成分は【植物性アルカロイド】です!

この成分には腎臓のろ過機能を強くさせ、体から老廃物を排出します。

 

実は苦味成分は毒というのは本当?

セロリの苦味は体にいい作用をもたらしますが、実はこの苦味は毒ではないかという考えもあります。

結論からいうと、セロリが毒を持っているケースはあります!セロリは【フラノクマリン】と呼ばれる毒素を生みます。

セロリは体内にこの毒を保持することで外敵から身を守り、食べられないようにしているのです。

しかし毒と言っても普段流通しているセロリには、人体に影響が確認されるほどの毒はないので安心してください。

しかし病気になってしまったセロリは別です。セロリは病気にかかると、病原菌に対抗して毒素を通常よりも多く生みます。

毒素を多く生んだセロリを食べ、【フラノクマリン】を大量に摂取してしまうと最悪の場合心臓麻痺で死亡する場合もあります。

 

葉っぱの方が苦味が強いというのは本当?

セロリはよく食べられている茎よりも葉っぱのほうが、食べたときに苦味を感じます。

セロリに含まれる栄養素が、茎よりも葉っぱのほうに多く含まれていることもあり、葉っぱのほうが苦く感じます。

 

セロリは成長しすぎると苦くなるって本当?

セロリは成長しすぎると、茎の内部がすかすかになってしまい食感が悪くなります。

また筋部分も太くなるので、歯応えの悪いセロリになってしまいます。

苦くはなりませんが、成長しすぎるとおいしくなくなってしまうので、家庭菜園でセロリを育てている方はセロリの草丈が40cmほどに成長したら収穫してください。

 

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セロリの苦味を抑える調理法は?

レシピ

セロリに含まれる苦味は【火を通す】ことで抑えることができます。

セロリを甘辛く味付け、さつまあげやにんじんを加えたセロリのきんぴらは、苦味を感じにくく食べやすい味わいになっているのでセロリ嫌いなお子様にもおすすめです。

また大人におすすめなのが、セロリ酒です。セロリの茎と葉っぱをホワイトリカーに1ヶ月ほど漬けるだけで完成するセロリ酒は、セロリの爽やかな香りが絶品です。

シロップを加えて甘くしたり、炭酸水や水など割り方によって様々な味わいを楽しめますよ。

 

まとめ

香味野菜として使われるセロリは苦味が特徴ですが、この苦味成分には腎臓の働きを活発にさせる働きがあります。

またセロリは自分自身を守るために【フラノクマリン】と呼ばれる毒を生みますが、健康なセロリにはさほど多くは含まれていないので食べても安心です。

しかし病気になったセロリにはたくさん含まれており、人間が【フラノクマリン】を大量に摂取すると最悪の場合死に至る場合もあるので、要注意です。

セロリは爽やかな苦味がおいしい野菜ですが、この苦味が苦手だという方も多いです。

火を通して甘辛い味など濃い目の味わいにすると、苦味を感じにくく食べたやすい仕上がりになるので、ぜひお試しください。

 

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