「只の根っこじゃないか!」ごぼうは海外で受け入れられない理由は?

ごぼう

朝食、お弁当、夜ご飯と毎日の食卓に欠かせないごぼう。

常備菜としてきんぴらごぼうを作るご家庭は多いですよね。そんなごぼうレシピのほとんどが和食です。

パスタや中華料理に合わせても美味しいですが、やはり天ぷら、煮物、鍋など日本食が美味しいですよね。

そこで生まれる疑問が「ごぼうは海外で食べられているの?」ということ。その答えを探してみると、意外なことがわかりました。

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ごぼうは日本だけの食文化だったというのは本当?

ごぼう

海外ではごぼうは薬用だった?

日本ではとてもメジャーな野菜であるごぼうですが、なんとごぼうを食べている国は日本だけということがわかりました。

海外の人々は、ごぼうに対して食べるものという概念がありません。

ごぼうは非常に優れた健康効果や美容効果があります。日本人が好んでごぼうを食べるのは「体に良いから」という理由もありますよね。

そんなごぼうの効能は海外でも認知されており、薬用として用いられてきた歴史はありまいた。

中国でもごぼうは食べない?

もともとごぼうは日本のものではなく、中国から入ってきたものです。

その中国でさえごぼうは食用ではありません。漢方薬に使われているだけなのです。

ちなみに、中国や台湾はごぼうの栽培をしているのですが、それは全て日本に輸出するため。自国で食料とすることはないのです。

日本の統治下にあった朝鮮半島、台湾などではごぼうを食べていたこともありましたが、日本のようなメジャーな食材ではないようです。

ごぼうはただの根っこ?

海外でごぼうが受け入れられていない理由は、ずばりごぼうは「根っこ」だから。

ごぼうはただの木の根っこであり、それを食べるなんて信じられない!という意見が大多数です。確かに、「ごぼう=ただの木の根っこ」と言われるともっともな感じもします。

日本でもごぼうを食べる文化がなければ、海外と同じ反応をしたかもしれませんね。

さらに海外の人は、ごぼうの独特のえぐみや苦味にも抵抗を感じていました。

第二次世界大戦時代、捕虜にごぼうを食べさせて虐待と言われていた?

第二次世界大戦時代に、ごぼうに関する悲しい出来事がありました。

日本人の捕虜施設の責任者が、捕虜の食事にごぼうを出しました。

当時日本人も厳しい食糧難だったため、ごぼうは高級食材でした。でも、責任者は捕虜に良いものを食べさせたいという気持ちからごぼうを食べさせたのです。

しかし、これが「捕虜に木の根を食べさせて虐待した」という事件に発展。裁判にかけられた責任者は5年の刑を受けたのです。

食文化の違いが引き起こした悲劇として、今も語り継がれています。

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最近は海外でもごぼうを食べるようになったというのは本当?

ポイント

海外では、ただの根っこと思われているごぼうですが、最近少しずつ海外に受け入れられるようになってきました。

注目されているのは「きんぴらごぼう」です。

甘辛いきんぴらごぼうは欧米人にも食べやすい味ということで、「おいしい」「ごぼうって食べられるんだ」などの感想がSNSで投稿されて話題となりました。

さらにごぼうはヨーロッパでも受け入れられるようになっています。

フランス料理やイタリア料理に使われることで、ごぼうの美味しさを新発見する方が増えているんだとか。

ごぼうはパスタやピザとの相性が非常に良いですよね。本場ヨーロッパ人にもごぼうの味が認められるのは嬉しいことですね。

さらにごぼうの効果効能も、ごぼう人気を後押しています。健康志向の高いヨーロッパ人の間で、近い将来ごぼうブームが起きるかもしれませんね。

まとめ

刺身、納豆、梅干しなど、海外に受け入れられにくい日本食はたくさんありますよね。

ごぼうもその一つだったのです。当たり前のように食べているごぼうが、海外の人から見たら「木の根っこ」のしか見えないのですね。

でも、徐々にごぼうの美味しさや健康効果が認められつつあります。海外でごぼう料理を食べれる日もくるかもしれませんね。

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