すき焼きなどの鍋料理やおひたしなどの料理で手軽に美味しく楽しめる春菊を好きな方も多いですよね。
また、春菊にはβカロテンやビタミンCなどの栄養素も高いので人気がある野菜の1つです。
しかし、春菊を食べ過ぎると下痢や腹痛を起こすという話を聞いたことありませんか?
これは事実なのでしょうか?
そこで今回は、「春菊は食べ過ぎると危険?下痢や腹痛も起きるって本当?」についてお話ししたいと思います。
春菊が苦い!苦味の原因と抑える方法を紹介!春菊は栄養価が高くて効能も期待できる!
春菊は栄養価が高くて効能も期待できる人気の野菜です。
βカロテン
βカロテンは、免疫力アップに効果的です。また、このβカロテンは体内に吸収されるとビタミンAに変化します。
その為、新しい皮膚細胞を作る働きをするので、肌の老化を防いでくれます。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促す成分であるため、美肌効果が期待できます。
鉄分
鉄分も豊富で、貧血や冷え性を改善させる効果もあります。
カルシウム
カルシウムも豊富で、歯、爪、骨、毛髪の健康維持の働きには欠かせない為、骨粗鬆症の防止や、葉、爪、骨、毛髪を健康的に若々しく保ってくれます。
ビタミンK
ビタミンKは血液凝固作用があるので、出血したときには止血しやすくなります。また、カルシウムの吸収も促す効果もあります。
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春菊は食べ過ぎるとどんな弊害がある?
このように栄養価も高く、多くの効能が期待できる春菊ですが、食べ過ぎるとどのような弊害があるのでしょうか?
シュウ酸による結石などの可能性はあるの?
春菊に含まれるシュウ酸は、体内のカルシウムと結合すると「シュウ酸カルシウム」となり、結石の原因になります。
しかし、シュウ酸が多く含まれていて、アク抜きが必要なほうれん草に比べるとかなり微量なので心配しすぎる必要はありません。
ただし、春菊をサラダなどで生で食べる場合は、シュウ酸の摂取量が多くなるので、食べ過ぎには注意するようにしましょう。
下痢や腹痛など起こる可能性がある?
実は春菊には、下痢を改善する効果があります。
春菊は腸の機能を活発化させて、体内にたまった老廃物の排泄を促す働きがあるからです。
下痢の時には、老廃物を全て体外へ排出することが必要なため、春菊は効果的なのです。
しかし、適量を食べた場合です。
下痢に効果的とされている春菊も、食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛を起こします。食べ過ぎには十分注意しましょう。
1日にどれぐらいの春菊を食べるのがいい?
春菊の1日の摂取量は100g程度とされています。スーパーなどで購入する春菊でしたら、1/2袋程度が目安です。
驚くことに、春菊100gで1日分の必要なビタミンAが摂取でき、ビタミンKに関しては3日分も摂取できてしまいます。つまり、春菊は1日100gで十分なのです。
春菊のように、栄養価が高い食材も摂取のしすぎには十分注意してください。
春菊を食べたら体に異変が?これって毒成分が含まれている?
春菊は比較的アレルギーが少ない野菜ですが、まれにアレルギー反応が出ることがあります。
現れる症状としては、他の食品のアレルギーと同じような症状です。
口の周りが赤く腫れる、目のかゆみ、手足や体に発疹、下痢・嘔吐、のどの痛みなどはあります。ひどい場合は、呼吸困難に陥ることもあります。
春菊を食べている時や食後に、少しでも上記のような症状が見られたら、専門医に受診するようにしましょう。
まとめ
春菊は栄養価も高く、多くの効能も期待できる優れた野菜です。
しかし、食べ過ぎると下痢や腹痛を起こすなどの弊害を引き起こしてしまいます。1日の摂取量100gを目安として、食べ過ぎには十分注意しましょう。
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