かぼちゃといえば栄養豊富で知られている野菜のひとつです。
またかぼちゃ特有の甘さやほっくりした食感から、おかずだけでなくスイーツにも使われることもあります。
人間には体にいいとされているかぼちゃですが、では猫の体にとっては栄養になるのでしょうか?それとも毒になるのでしょうか?
人間にとっておいしいもの、たとえばチョコレートは、犬にとっては与えてはいけない食材であることが有名です。
そこで今回はかぼちゃが与える猫の体の変化について紹介します。
かぼちゃは栄養価がとても高いけれど食べ過ぎると下痢をするって本当?猫にかぼちゃを与えても大丈夫?
結論から言うと、猫にかぼちゃを与えても「大丈夫」です。
猫がかぼちゃを食べると、がん予防、血行促進、便秘解消、腸内環境を整える、皮膚や粘膜が強くなる、抗酸化作用…など、人間同様のメリットが猫の体にも表れます。
理由はかぼちゃにはβカロテンやビタミンEを野菜の中でもトップクラスの量を含み、さらに食物繊維も多い為このような結果となります。また猫にとってはホルモンの分泌量を調整する働きもあります。
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猫にかぼちゃを与える時の注意点は?
人間だけでなく猫の体にも栄養満点、ということが分かりましたが、何点かの注意点があります。以下の注意点に気をつけ、猫と一緒に健康になりたいですね。
できるだけ加熱させる
人間もかぼちゃ加熱して食べます。猫などは魚など比較的生の状態のままのごはんを食べることが多いですが、かぼちゃは加熱してから与えるようにしてください。
硬い為食べにくく、消化するのに時間がかかってしまい、胃腸の負担になってしまう為消化不良に陥ることもあります。
その為電子レンジで加熱したり、煮る、蒸すなどして柔らかい状態にしてから、ごはんとして与えてください。そうすると甘さもより感じる為、猫も喜んで食べてくれます。
種は食べさせない
普段は捨ててしまうことの多いかぼちゃの種とワタですが、ひまわりの種と同じようにかのちゃの種は外側の殻を取り除けば食べることができます。
かぼちゃの種は猫にとって消化しづらい為取り除いてあげてください。また非常に多くのリンが含まれている為、腎臓病を患っている猫には食べさせてはいけません。
多く食べさせない
かぼちゃの味を好む猫は多いと言われ、おねだりされるとたくさん与えたくなってしまいますが、与えすぎは禁物です。
かぼちゃには多くのビタミンが含まれている為、与えすぎるとビタミンの過剰摂取による過剰症を引き起こします。
またかぼちゃは100gあたり91キロカロリーと高カロリーな食材である為、体重が4kgの猫の場合、与えても大丈夫なかぼちゃの量は大さじ1杯と言われています。
キャットフードにも充分な栄養素は含まれている為、猫に与えるときは主食ではなくおやつやごはんのトッピングとして与えるようにしてください。
猫に食べさせる時にはどういう風に食べさせるといい?
当たり前ですが人間と猫の口の大きさを比べたときに、猫の口は大きくありません。
その為私たちが食べるかぼちゃのサイズで与えてしまうと、猫にとっては食べにくくなってしまいます。かぼちゃ小さく猫にとって食べやすい大きさに切ってあげるか、ペースト状にして与えてください。
また砂糖や醤油などで味付けをし、甘く柔らかく煮込んだかぼちゃの煮物は甘くほっくりとして美味しいですが、煮物のかぼちゃを猫に与えてはいけません。
猫が食べるかぼちゃに調味料などの味付けはしてはいけないのです。もしかぼちゃを猫用に味付けするのであれば、肉や魚を味付けなしで煮込んだスープを加えたものを与えてください。
最近では大きさを猫用に加工したかぼちゃも売っている為、安心して与えることができます。
まとめ
猫にかぼちゃを食べさせても大丈夫です。ただ下記の3つのことに注意しましょう
- しっかりと加熱する
- 食べさせすぎない
- 種を食べさせない
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