とうもろこしといえば、みなさんはどこを食べますか?私は黄緑色の外側の皮をむいて、中野黄色い粒だけをかじって食べます。
残った芯は、捨ててしまう方が多いと思います。しかし、このとうもろこしの芯、実は食べられるのです!
今回は捨ててしまいがちなとうもろこしの芯について、どうして食べるのか?という疑問とおいしく食べるためのおすすめレシピをご紹介いたします!
とうもろこしが甘くない!苦いと感じる理由と解決法をまとめました!とうもろこしの芯は食べないのが普通
とうもろこしの芯はとても硬いため、食べない方がほとんどだと思います。
粒は軟らかくて甘くて美味しいけれど、芯は歯が当たっただけで痛いくらい硬いですよね。しかしとうもろこしの芯を好んで食べる方は、探してみると結構いるんです…。
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実はとうもろこしの芯を食べている人がいるっていうのは本当?
では何故あんなに硬いとうもろこしの芯を食べるのでしょうか?
理由1:栄養があるから
日本では主食のイメージがないとうもろこしですが、海外では主食としてとうもろこしを食べる国が多くあります。
欧米では【最高の主食】と呼ばれるほどで、栄養価の高さが伺えますね。
とうもろこしの主成分は炭水化物ですが、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、カロテンなどさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
中でも必須脂肪酸であるリノール酸を豊富に含んでいます。
この栄養素たちはとうもろこしの芯にも豊富に含まれているため、実だけでなく芯に含まれる栄養素もとるために芯を調理するのです。
理由2:美味しい!
とうもろこしの芯には、とうもろこしの旨み成分が濃縮されています。
とうもろこしの出汁、とも言えるほどなので、この旨みを使いたいですよね。とうもろこしの芯を茹でてとった出汁はほんのり甘くてコクがあります。
コーンスープやポタージュ、とうもろこしの炊き込みご飯に加えると、ただとうもろこしを加えるよりも一層美味しくしてくれます。
とうもろこしの芯そのものよりも、出汁のほうがいろいろな料理に使えます。
とうもろこしの芯を使ったオススメレシピはこれだ!
とうもろこしの実と芯を分けて、炊飯器に入れて炊き込みご飯を作ると、芯から出る出汁を米が吸ってくれ、さらに芯は軟らかくほぐせるくらいになるのでおすすめです。
いつもとは違った食感のとうもろこしの炊き込みご飯が味わえますよ。炊くときのポイントは水の量をおこわの線までにすることです。
またとうもろこしとスペアリブを入れて煮込んだものもおいしいです。
材料は3~4人前で、スペアリブ400g、とうもろこし1本、タマネギ1個、粗挽き黒胡椒適量、醤油大さじ2杯、料理酒大さじ1杯、サラダ油適量を用意してください。
- スペアリブにたっぷりの黒胡椒を振り10分ほど置く
- とうもろこしは芯をつけたまま長さを2~3等分し、その後縦に4等分にする。(タマネギはくし切りにする)
- フライパンにサラダ油を入れて強火にし、スペアリブの表面を焼く
- 焼き色がついたら醤油を全体に回しかける
- 料理酒、タマネギを加えて軽く混ぜ、蓋をして弱火にし途中上下を返しながら30分煮る
- とうもろこしを入れて蓋をして10分煮る
- 全体に調味料を絡めるように混ぜ、煮詰めて完成
またとうもろこしには利尿作用もあるカリウムが含まれているので、芯を乾燥させて煎じたとうもろこし茶というものもあります。ほんのりと優しい甘さがおいしいお茶です。
まとめ
今回はとうもろこしの芯についてご紹介いたしました。
芯は食べても大丈夫ということが分かりました、そして芯を食べるというよりも、芯を茹でてとった出汁を、いつものとうもろこし料理に加えて風味や栄養価をアップする、という方法が多く見受けられました。
とうもろこし茶は実際販売されているため、ぜひ1度飲んでみてください。
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