みかん、いよかん、はっさくなど、日本には美味しい柑橘類がたくさんありますよね。しかし、温州みかんとはっさくの区別はついても、はっさくといよかんの違いはわかりにくいですよね。
ここでは、そんなちょっと似ている柑橘類の特徴を見ながら、それぞれの違いや見分け方をご紹介していきましょう!
え?はっさくの薄皮捨てちゃうんですか?実は栄養豊富ですよ!
柑橘類をくまなくチェックしてみよう!
温州みかんとは?
日本人が言う「みかん」のほとんどは温州みかんのことです。ほどよい酸味と甘みがあります。日本の冬に欠かせない果物ですよね。
温州みかんが他の柑橘類を大きく違うのは「大きさ」です。Sサイズとして売られている温州みかんは約直径5cm、Mサイズは直径約6cm、Lサイズは直径約7cmとなっています。
またへたが小さく、表面のボツボツはあまり目立たないところも特徴です。皮はとても柔らかく、手で簡単に剥くことができます。
いよかんとは?
ツヤのある濃いオレンジ色の皮が特徴のいよかん。直径は約7cm~8cmです。
他の柑橘類に比べて甘みが強く、果汁がたっぷりです。そのため持った時にずしっと重みがあるのが特徴です。皮はそれほど固くないので、手で剥くこともできます。
八朔とは?
はっさくの皮は、黄色に近いオレンジ色をしています。皮はとても固く、手で剥くことはできません。
はっさくの特徴は、酸味だけでなく苦味があるところです。直径は約8cm~9cmです。
夏みかんとは?
夏みかんは、収穫せずにそのままにしておくと、次の夏に新しいみかんと、収穫されずに残ったみかんが一緒に木についた状態になると言われています。このことから「夏みかん」という名前になったのです。
直径9.5cm~10cmと、他の柑橘類よりも少し大きいところが特徴です。皮はゴツゴツして黄色に近いオレンジ色です。とても酸味が強くジャムなどにすることも多いです。
甘夏とは?
大分県原産の「甘夏」という柑橘類もありますが、これは夏ミカンの一種です。夏ミカンのような強い酸味がありません。酸味が弱く糖度が高いのが特徴です。
デコポンとポンカンは?
どちらも「ポン」がつくデコポンとポンカンも見分けがつきにくい柑橘類です。しかし決定的な違いがあります。それは、頭の部分です。
デコポンは、頭の部分がこぶのように出ています。このユニークな姿がデコポンの特徴です。直径は約5cm~8cmとバラつきがあります。
皮は固いのですが、手で剥くことができます。デコポンはとても甘い柑橘類としても有名です。酸味が弱くとにかく甘いので、贈答用としても喜ばれる果物です。
一方、ポンカンも酸味よりも甘みの強い柑橘類です。デコポンのようなでっぱりはないので、見分けがつくでしょう。果汁が多く、種があるのが特徴です。
温州みかんのように、手で皮を剥いて、薄皮も食べることができます。直径は約7cmです。
デコポンとポンカンの違い。見分け方はこうだった!せとかとは?
贈答用として人気の柑橘類です。特徴はゴツゴツしていないすべすべの皮です。
上品な酸味と甘みがあります。他の柑橘類よりも値段は高め。直径は約6cm~10cmです。
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伊予柑、八朔、夏みかん(甘夏)の素人にもわかる見分け方は?
柑橘類の中でも特に似ている伊予柑、八朔、夏みかん。見た目の違いをチェックする時には皮に注目しましょう。
伊予柑の皮は濃いオレンジ色、八朔は黄色に近いオレンジ色をしています。
夏みかんも黄色に近いオレンジ色をしていますが、皮の表面がとても凸凹しています。この皮の違いで見分けてみてくださいね。
柑橘類は旬の時期で見分ける!
柑橘類の旬の時期を知ることで、賢く見分けることができます。
温州みかんは12~2月、伊予柑は1月~2月、八朔は2月~3月、夏みかんは4月~5月、デコポンは12月~3月、ポンカンは12月~3月、せとかは1月~4月が旬の時期です。
それぞれの旬がかぶる時期も多いですが、見分ける材料として覚えておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、似ている柑橘類の見分け方についてご紹介してきました。
見た目で見分けるには大きさ、皮の色、表面の凸凹などをチェックすると良いでしょう。食べてみると同じ柑橘類とは思えないような酸味、苦味、甘みの違いがあるのですぐにわかるかもしれませんね。
また、旬の時期にも違いがあるので、出回る時期から判断することができます。
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