そら豆は炊き込みご飯にして食卓に並んだり、塩茹でにしてお酒のおつまみとして食べることが多いと思います。
ほっくりとした食感と適度な塩加減でついつい食べ過ぎてしまうこと、ありませんか?栄養豊富なそら豆ですが、食べ過ぎは体に悪い影響を及ぼしてしまいます。
今回はそら豆の栄養と、食べ過ぎは体によくない理由についてご紹介します!
冷凍のそら豆がまずい理由と美味しく食べるレシピはこれ!そら豆の栄養と効能
栄養豊富の野菜というと、にんじんやほうれん草など色の濃い野菜を思い浮かべるかと思います。
しかしそら豆は別名「若返りの野菜」といわれるほど、色は薄いですが体にいい効能をもたらすさまざまな栄養素を含んでいます。
100gあたりの栄養は?
- タンパク質:10.9g
- 炭水化物:15.5g
- ビタミンE:0.2mg
- ビタミンK:18ug
- ビタミンB1:0.3mg
- ビタミンB2:0.2mg
- ビタミンC:23mg
- ビタミンB6:0.17mg
- ナイアシン:1.5mg
- カリウム:440mg
- カルシウム:22mg
- マグネシウム:36mg
- リン:220mg
- 鉄:2.3mg
そら豆に含まれている期待できる効能は?
そら豆は未熟な豆のため、ビタミン、ミネラル、たんぱく質が豊富に含まれています。またビタミンB群、カリウム、植物性たんぱく質、鉄分、食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンB群のうち、ビタミンB1には糖質をエネルギーに変換する働きがあり、ビタミンB2には脂質とたんぱく質をエネルギーに変換する働きがあります。
この働きによって新陳代謝が活発になることによって、疲労回復に効果が期待できます。カリウムは体の中の塩分濃度を一定に保つ働きがあり、むくみ防止や高血圧予防になります。
鉄分は貧血予防として、食物繊維は便秘予防、ビタミンCは風邪予防に効果が期待できます。植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べて脂質が含まれていないため、ヘルシーで健康的です。
葉酸は妊娠中の方は赤ちゃんを育むために摂取を推奨されている栄養素です。
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そら豆を食べすぎるとどんな弊害が?
疲労回復や風邪予防など体にとっていい効果が期待できるそら豆ですが、食べ過ぎてしまうことは体にとっていいことではなくなってしまいます。
怖い症状として「そら豆中毒」というものがあります。そら豆にはビシンもしくはコンビシンという毒性を持つ物質が含まれていて、たくさん摂取することによって中毒症状が起こります。
その結果赤血球が溶けてしまい食中毒が引き起こされます。だるさや黄疸が出たりなどの中毒症状が出ますが、最悪の場合死んでしまう場合があるほど危険性は高いです。
またカロリーが高いため体重増加にも繋がります。そこで次は1日に食べるそら豆の適量について紹介します。
そら豆のカロリーはどれぐらい?
生のそら豆のカロリーは100gあたり108kcal、茹でたそら豆のカロリーは100gあたり112kcalとなります。
生のまま食べる場合は新鮮なものでなければ食べることができないため、112kcalのほうを参考にしたほうがいいです。
そら豆って1日どれぐらい食べるのが適量?
1日に食べる目安として10~20粒食べることがいいとされています。この量は約100gに当たります。ついつい食べてしまうそら豆ですが、健康のためにも食べすぎには注意したいですね。
まとめ
体にいいそら豆ですが、中毒症状で死んでしまうことがあることに驚きました。
健康になるために食べて、結果死んでしまっては意味がありません、1日に食べる適量を紹介したので、毎日少しずつ食べて健康に磨きをかけていきましょう!
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