皮が白いさつまいもがある?その用途は食用ではなかった?

さつまいも

一般的にさつまいもといえば、皮は濃い赤色か紫色というイメージですよね。

しかし、今までのさつまいものイメージとは全然違う皮の色が白いさつまいもがあるってご存知ですか?

今回は、皮が白いさつまいもについてお話ししたいと思います。

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皮が白いさつまいもの種類一覧!

はてな

皮が白いさつまいもといっても色々な種類があります。いくつかご紹介したいと思います。

シロユタカ

1975年(昭和50年)に九州農業試験場において交配して、選抜育成した固定品種です。

高デンプンでネコブセンチュウに強い「九系708-13」に国内品種の優良遺伝子を集積した「s684-6」を交配したものです。食用としてではなく、デンプンの原料用品種として開発されました。

名前の由来は、「豊かな収穫を呼ぶ白いいも」からきており、「白豊」とも表記します。

形状は紡錘形で整っています。皮の色は黄白色で頭尾部が少し紅色になっています。いもの肉色は淡黄色です。デンプンの含有量が多い品種です。

皮はやや薄く、食べると一般的なさつまいもに比べて甘みが少ないです。

シロユタカは主に鹿児島県で生産されており、収穫は10月~11月に行われ、市場に出回るのは10月~12月ごろです。

黄金千貫

1966年(昭和41年)に九州農業試験場に育成された品種です。

日本在来品種とチモール島の品種を1/4ずつ、アメリカ品種を1/2の品種です。

名前の由来は、「黄金色のいもがざくざく取れるように」という思いから来ており、コガネセンガンと読みます。

形状は紡錘形~下膨れの紡錘形で大きな塊になります。皮の色は黄白色~黄金色で窪みがあります。いもの肉色は白っぽいです。長期保存には向かない品種です。

食べるとキメの細かい粉質で食感がよく甘みはそこそこあります。

黄金千貫は主に鹿児島県と宮崎県で生産されており、収穫は8月~12月に行われ、市場に出回るのは11~12月ごろです。

九州地方では芋焼酎が有名ですが、その原料のほとんどがこの黄金千貫です。

カイアポ芋

南米のブラジルが原産地のさつまいもです。

このさつまいもの発見者の名前から、「シモン芋」という思いから来ており、コガネセンガンと読みます。とも呼ばれます。

大きさや形は一般的なさつまいもとよく似ています。皮の色と肉色は白色です。甘みは少ないです。

一般的なさつまいもに比べて、ビタミン、ミネラルが非常に多く含まれています。

特に、CFAと呼ばれる酸可溶性糖タンパクがあり、血糖値を下げインシュリン分泌を促進することから、糖尿病や中性脂肪に効果があるとされています。

芋の部分だけでなく、茎や葉も食用とされており、シモン茶の原料でもあります。カイアポ芋の収穫は10月~11月に行われます。

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皮が白いさつまいもは赤いさつまいもよりも甘みが少ない!

さつまいも

ここまでお話ししたように、皮が白いさつまいもは甘みが少ないものが多いようです。

焼酎の原料として実はとても多く生産されていたりする!

白い皮のさつまいもの中でも、黄金千貫は芋焼酎の原料として大量に生産されています。なんと、さつまいもの生産量第2位の品種なんです。

風味豊かでデンプン質が凝縮しており、大きめの塊の芋であるので、芋焼酎の加工用原料としては最適です。

さつまいもが甘いのが嫌いな人は一度食べてみてもいいかも

この白い皮のさつまいもの特徴は、見た目が白いのはもちろんですが、甘味が少ないのも特徴です。なので、さつまいもを嫌いな理由が「甘いから」という人には、おすすめです。

甘味は少ないですが、加熱するとホクホク感がとてもあります。そのため、フライドポテトのように揚げたり、炒めたりすると立派なおかずになります。

一度試してみてもいいかもしれません。

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まとめ

今回は白い皮のさつまいもをご紹介しました。焼酎の原料や、体に良い効能があるものまでありとても興味がわきました。

今度スーパーに行ったら、野菜コーナーで白い皮のさつまいもを探してみたいと思います。

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