独特の香りと苦みが癖になる春菊。春菊が好きな方も多いはずです。
そこで質問ですが、皆さんは春菊の下ごしらえであく抜きをしていますか?実は春菊のあく抜きはNGなんです。
そこで今回は、「春菊のあく抜きはNG!実は生で食べると美味しいって本当?」についてお話ししたいと思います。
春菊の保存期間は?日持ちする裏技を紹介!春菊を加熱してあく抜きをしてしまうといけない理由は?
なぜ春菊を加熱してあく抜きしてしまうといけないのでしょうか。理由を説明していきましょう。
加熱すると苦くなってしまう
春菊を加熱すると、春菊は苦くなってしまいます。
これは、春菊に含まれているポリフェノールが加熱されることにより細胞から流れ出してしまい、苦みを強く感じるようになります。
また、春菊の茎の部分よりも葉の部分の方に苦みが多く、葉の部分は20秒以上加熱してしまうと苦みが非常に強くなります。
加熱する場合は、10秒程度にしましょう。
栄養が逃げてしまう?
春菊は加熱しすぎてしまうと、春菊に含まれている栄養成分が逃げてしまいます。
カリウムや鉄分、葉酸、ビタミンB群、ビタミンC等といった、効能がある栄養成分ばかりです。
春菊は生で食べる方が、これらの栄養成分を無駄にすることなく摂取できます。
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春菊ってあく抜きしないとシュウ酸とか大丈夫なの?
春菊は独特の風味がある上に、ほうれん草などのようにシュウ酸が含まれているのであく抜きをした方が良いのではないかと思われがちです。
しかし、春菊に含まれているシュウ酸の割合は、ほうれん草などよりも非常に少ないのです。
シュウ酸の含有量は、ほうれん草100g中に650mgに対して、春菊100g中には27mgしか含まれていません。
その為、シュウ酸が体内でカルシウムと結合してできるシュウ酸カルシウムを原因とした結石の心配などは必要ありません。安心してくださいね。
実は加熱しなくてもあく抜きってできる
「あく抜き」というと、加熱が必要なのでは?と思う方も多いはずです。しかし、あく抜きの方法は加熱だけではないのです。
食材によってあく抜きの方法は違うのです。
レンコン、ごぼう、さつまいもなどの野菜の変色防止には、水や酢水にさらす方法があります。また、タケノコには米ぬかを、大根や里芋などは米のとぎ汁なども使います。
覚えておくと良いですよ。
春菊のあくと独特の味は実は無関係?
春菊は独特の味や香りが強いので、アクが強いイメージがありますがそれは間違いです。一般的に葉野菜のアクはシュウ酸が原因です。しかし、春菊の独特の味はアクとは無関係です。
春菊の独特の味は、ヒノキや松にも含まれている「α‐ピネン」や、しそなどに含まれている「ペリルアルデヒド」という成分です。
これら2つの成分により、胃腸の働きを活性化させてくれ、体にリラックス効果をもたらしてくれます。
春菊は古くから漢方として重宝されていた食材なんです。
実は春菊は生で食べられる!おすすめのレシピは?
お話ししてきたように、実は春菊は生で食べることができます。そして、食べた方が栄養価が高く、苦みも感じないので美味しい食材なんです。
そこで、春菊を生で食べるおススメレシピをご紹介しましょう。
サラダ
春菊を生で食べるなら、やっぱりサラダがおすすめです。独特の風味と香りを楽しみながら食べられます。
いつもの、キャベツやレタスと一緒に混ぜて、お好みのドレッシングをかけてももちろん美味しいですが、おすすめは、「カリカリ油揚げの春菊サラダ」です。
②春菊を5cm程度に切って、お皿に盛り付けます。
③油揚げ1枚をオーブントースターで5分程度焦げ目がつくまで焼いたら取り出して、約1cm幅に切ります。
④春菊の上に切った油揚げを盛り付け、お好みで鰹節、刻みのり、カイワレ大根、大葉等を散らします。
⑤ポン酢やお好みのドレッシングをかけたら出来上がり。
春菊のマヨネーズ和え
②春菊を3cm程度に切ります。茎の部分が太い場合は、薄くなるように斜めに切ります。
③ボールなどに切った春菊とマヨネーズ大さじ3、油を切ったツナ缶1缶、塩コショウ少々を入れて混ぜ合わせます。
④お皿に盛ったら出来上がり。
まとめ
春菊はアクが少ないので、あく抜きをしなくても美味しくて使いやすい食材であることが分かりました。今まで春菊を生で食べたことがない人は是非、レシピを参考にして食べてみてください。
きっと、春菊を生で食べるのが癖になりますよ。
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