爽やかながらも独特なクセのある香りを持つセロリは、嫌いな野菜の1、2位を争うほど人気がない野菜です。
嫌いな理由として、セロリの持つ苦味と香りがあります。しかしセロリの持つ香りには、私たちの体にいい影響を及ぼすさまざまな効能があったのです!
今回はそんなセロリの香りについて、詳しく調べたのでぜひご覧ください。この記事を読んだら、あなたもきっとセロリが好きになるはずです。
セロリの臭みの原因は栄養豊富な成分だった?
セロリを臭い、と感じる代表的な原因は【アピイン】と呼ばれる物質です。
このアピインはポリフェノールの一種で、精神を落ち着かせてリラックスさせる効能があります。
セロリにはこのアピイン以外にも、【セネリン】【アビオイル】などの芳香成分が約40種類も含まれています。
セロリに含まれる芳香成分の多くには、アピイン同様ストレスを緩和させる、イライラを抑える、緊張をほぐす、といったリラックス作用があるものばかりです。
他にも【ピラジン】【テルペン】と呼ばれる芳香成分には、鎮静作用があり自律神経を正常に保つ働きがあります。
この働きによって生理通、二日酔いによって起こる頭痛を軽減させます。またピラジンには血小板が固まったり一箇所に集まってしまうことを抑え、血流を良くする働きがあります。
血流がよくなるとむくみがなくなったり、顔色がよくなったり、血管が詰まるのを防止します。
このようにセロリは、食べるだけでなく香りだけでも体にいい影響をもたらしてくれるのです。
栄養豊富でもセロリ嫌いはこの香りが苦手
セロリがもつ香りの成分には驚きましたが、40種類もの芳香成分が合わさると独特な香りとなり苦手だと感じる方も多いです。
また独特になるだけでなく、強い香りに変化してしまい、より苦手意識を持ってしまう場合もあります。
爽やかなながらも青さを感じる独特な香りを消す方法を、詳しくご紹介していきます!
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セロリの匂いを消す調理方法のコツはあるの?
セロリの強い香りを消すにはいくつかの方法があります。
セロリの香りを完全に消すことはできませんが、軽減させることができます。
たとえばレモンなど香りの強い柑橘類と一緒に漬け込んでおくと、レモンの香りがセロリに移り、セロリの香りが薄くなります。
また柑橘類には消臭成分が含まれていることも大きく影響しています。他にも塩や重曹で揉みこむのもおすすめです。
家にある調味料で簡単にできるので、ぜひ実践してみてください。
手やまな板などについたセロリの臭いが取れない!どうする?
セロリを料理に使うときに、刻んで使いますよね。香りが強いセロリは、刻むときに使った包丁やまな板、さらには触れた手にも強い香りを残す場合があります。
こういうときは先ほどご紹介したレモンなど柑橘類の皮や、重曹、酢、牛乳を使ってこするとセロリの香りが取れやすくなります。
セロリの香りが鍋についてしまった場合は、酢や牛乳を鍋に入れて沸騰させれば簡単に取れます。
セロリの香りが手についてしまった場合も同じように試してみてくださいね。
まとめ
セロリの強い香りは、体をリラックスさせる効果や血流を促進させる効果があり、食べなくても体にいい影響をもたらします。
セロリは香りをかぐだけでも健康効果を発揮する、すごい野菜だったのです!
しかしこのような素晴らしい効能を知っても、嫌いな人にとってはセロリの香りは苦手な香りのままですよね。
セロリの香りは柑橘類と一緒に漬け込んだり、塩で揉むと香りが軽減されます。
この方法は調理器具や手にセロリの香りがついてしまったときにも使えるので、ぜひ行ってみてください。
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