果物に見えるのに野菜と分類されたり、野菜に見えるのに果物に分類されることがありますよね。梅もその一つです。
梅のパウンドケーキや梅酒などがあるので果物のように思いますが、梅干しは果実ではなく野菜のイメージですよね。
梅は、本当は果物なのでしょうか?野菜なのでしょうか。考えていきたいと思います。
梅干しって酸っぱいのにアルカリ性食品なのはなぜ?梅は果物だという理由は?
木になるから
梅は果物である意見から見ていきましょう。
果物の定義の一つとして「木になるから」があります。リンゴやなしやブドウなど、木になる果実のことを果物と分類していますよね。
梅は木になる果実なので、果物という意見があります。
バラ科サクラ属だから
梅はバラ科サクラ属の植物です。バラ科の植物は、リンゴ、イチゴ、サクランボ、なし等、果物の代表的なものばかりです。
だからバラ科の梅も当然果物だという意見もありますね。
梅酒は果実酒だから
梅酒は「果実酒」として売られていまよね。果実酒とは果実を原料としたお酒のことです。
ブドウを原料としているワイン、リンゴを原料としているシードルの他、いちご、さくらんぼ、桃などを使った果実酒もあります。
梅酒も果実酒と分類されるため果物だという意見も多いです。
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梅は野菜なのではという意見は?
梅干しって果物じゃないから
次に梅は野菜である意見を見ていきましょう。
梅は果物に見えても、梅干しは果物には見えないですよね。梅干しは酸っぱいだけでなく、とてもしょっぱい食べものです。梅干しのスイーツはあまりイメージできません。
さらに、梅干しと言えば真っ白いご飯に合う食べものですよね。ごはんに果物を乗せて食べるのは確かにおかしい感じがしますね。
だから梅は野菜であるべきと考える方もいますね。
木になるのが果物だといちごやスイカなどは野菜になるから
木になるもの=果物とされているから、木になる梅は果物だという考えがありますが、この考えに基づくと、木にならないいちごやスイカは野菜ということになります。
いちごやスイカは絶対に果物ですよね。だから「木になる」ことを野菜か果物かの判断材料にするのは間違っているという意見もあります。
野菜と果物の定義ってどれが正しいの?
農林水産省の見解は?
果物なのか?野菜なのか?という問題の答えを求めるなら、農林水産省の見解を見るのが一番です。野菜と果物の正しい定義について調べてみました。
農林水産省の発表を調べてみたところ、梅は果実とされていました。
農林水産省は「2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするもの」を果物として扱っているのです。
だから、果物のように見えない梅や栗を果物と分類していました。
一方、果物だと思われているメロン、イチゴ、スイカは野菜と分類されているのです。梅が果物という意見は受け入れられますが、メロン、イチゴが野菜というのは不自然ですね。
私の見解は
農林水産省が梅は果物として扱っているのでれば、これが正しいように思います。
しかし、ご飯のお供である梅干しが果物であると言われても、ちょっと抵抗がありますね。
そこで、私の見解は、梅ゼリーや梅ジュース、梅酒などに使われる生の梅は「果実」と扱えばよいと思います。
でも、梅を塩漬けして干した梅干しは「野菜」として扱うべきだと思います。
まとめ
梅は果物のようにも見えますし、野菜のように見えますよね。
この問題をスッキリさせるために、梅は果物だという派の意見、梅は野菜だという派の意見を調べてみました。
でも、どちらの意見も説得力がありました。農林水産省によると梅は、果物と分類されていました。
でも、朝ご飯や夜ごはんに欠かせない梅干しは果物ではなく野菜として扱いたいですね。さらに、イチゴやメロンは果物ではなく野菜に分類されるということにも驚きました。
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