梅干しには健康や美容のための効能がたくさんあります。毎日1粒の梅干しで病気知らずとも言われています。
さらに梅干しは妊婦さんにも良いと言われています。つわりの時に梅干しを食べると楽になるという妊婦さんは多いのではないでしょうか。
でも食べ過ぎると弊害が生じることもあるので注意が必要です。ここでは妊婦さんと梅干しの関係について考えていきましょう。
梅干しの種は食べられる?割り方はどうすればいいの?妊婦さんが梅干しを食べると良いと言われる理由は?
つわりを緩和させる
妊婦さんに梅干しが良いと言われる一番の理由は、つわりを緩和してくれることです。妊娠初期に現れる吐き気や嘔吐など症状が出るつわり。
妊婦さんにとってとても大変な時期ですよね。食べ物の好みが変わったり、この食べ物だけは食べられる!などの不思議な変化も現れます。
その妊婦さんが食べられる物の代表的なものが梅干しです。「梅干しだけは食べられる」「梅干しと一緒ならご飯が食べられる」という妊婦さんは多いですよね。
実はつわりと梅干しの関係は科学的に証明されていません。でも、あの酸っぱさが妊婦さんのつわりを緩和してくれることが確かですね。
食欲不振を解消してくれる
梅干に含まれているクエン酸は、唾液や胃液に分泌を促す働きがあるため。食欲増進効果を生んでくれます。
妊婦さんはつわりの時はもちろん、それ以外の時期も食欲不振などの不安定な状態になります。そんな時にも梅干しを食べると食欲が出てくるでしょう。
むくみを解消
妊婦さんが注意しなければいけないのが「むくみ」です。多くの妊婦さんが妊娠中むくみに悩むことになります。
妊婦さんは、胎盤を通して赤ちゃんに血液を送ることで必要な栄養を送ります。そのため、妊婦さんの体は血液を赤ちゃんにたくさん送れるように、血液が多い状態になっているのです
さらに妊婦さんは運動不足になることもむくみの原因になります。
肌荒れ防止
妊娠中はホルモンバランスが乱れやすくなることから、肌荒れなどの肌トラブルが起きやすくまります。
梅干に含まれているクエン酸は、肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを正常にしてくれる効果があります。これにより肌荒れ防止や乾燥肌防止が期待できます。
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妊婦さんは酸っぱいものを食べたくなるけれど食べ過ぎると危険!
妊娠高血圧症候群になることも・・・
妊婦さんにとって梅干しの酸っぱさは魅力的なのですが、梅干しには塩分が多く含まれています。これが妊婦さんにとっては良くないものとなります。
妊娠中に高血圧がみられる状態は「妊娠高血圧症候群」と言います。妊娠高血圧症候群になると、母体の状態も赤ちゃんの状態も悪くしてしまう病気を合併することがあるのです。
この妊婦高血圧症候群になる原因の一つが、塩分の摂り過ぎです。だから梅干しの食べ過ぎは妊娠高血圧症候群を招く要因になってしまうのです。
1日の適量ってどれぐらいなの
昔ながらの梅干しと、はちみつ味などの調味梅干しは塩分量が違います。昔ながらの梅干しは1粒4.5gもの塩分を含んでいます。
一方調味梅干しには1粒1.5g程度の塩分が含まれています。まず、この2タイプの梅干しの塩分量の違いを覚えておきたいですね。
成人女性が適当とされている塩分摂取量は約7gです。昔ながらの梅干しなら1日1粒におさえる必要があります。
調味梅干しであれば1日2~3粒ですね。しかし、他の食品からも塩分を摂取するわけなので、全体の塩分量を考えながら食べるようにしたいですね。
まとめ
つわりの時は食べられるものが限られてしまいますよね。梅干しもその一つです。
梅干しは酸っぱさがつわりを緩和してくれるだけでなく、むくみ防止や肌荒れ防止などの効果も得られます。
妊婦さんにとって嬉しい効果ですね。でも、食べすぎてしまうとせっかくの効能が逆効果になってしまいます。
特に塩漬けした昔ながらの梅干しは塩分が高いので注意してくださいね。
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