椎茸を家で調理するとき、石づきを取っている方も多いと思います。しかし、石づきってそもそもどこまでが石づきなんでしょうか?
そして、石づきって食べられるのでしょうか?
そこで今回は、椎茸の石づきはどこ?食べても大丈夫なの?について調べましたのでご紹介します。
椎茸は3つの部位に分けることができる
椎茸は傘、軸、石づきの3つの部位に分けることができます。傘は、椎茸の風味が一番強く感じられる部分で、肉厚で美味しいですよね。
そして、軸は傘の下についている棒のような部分で、縦に繊維が走っていて、この部分も噛みごたえがよく食べられます。
最後に石づきは、原木と接していた黒い部分で、とても固いです。食べられないことはありませんが、固いのであまり美味しくないでしょう。
石づきは根本から5mm~1cmの部分
石づきは原木と接していた黒い部分であることは分かりましたが、実際にどこまでを言うのでしょうか?
それは、根元の黒い部分からだいたい5mm~1cmの部分を言います。覚えておきましょう。
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椎茸の石づきは栄養価があって食べられるって本当?
一般的には、椎茸の下処理の段階で、包丁で切り取られ捨てられてしまうことが多い椎茸の石づきですが、実は栄養価もちゃんとあるんです。
傘の部分よりは落ちますが、食物繊維や免疫力アップに効果が期待されるレンチナンやβ‐グルカン等の栄養成分もあり、捨ててしまうのはもったいない部分なんです。
食べると食感が悪い
石づきにいくら栄養価があるから捨てるのはもったいないと言っても、椎茸の石づきはとても固いので、食べると食感が固く、ざらざらと感じてしまうので、人気がないのも事実です。
出汁にすると美味しいって本当?
この栄養価もある石づきを無駄なく使い切るには、出汁にする方法がおすすめです。生椎茸から取り除いた生のままの石づきをみそ汁やスープ、煮物の出汁にしてももちろん良いです。
しかし、更におすすめなのが、石づきを干して干し椎茸の代わりにする方法です。干し椎茸は、うま味成分の「グアニル酸」がとても豊富で、生椎茸よりも出汁に使うのに適しています。
なので、この切り落とした石づきの部分を、天日干しにします。カラカラに乾いたら完成です。いつもの干し椎茸と同じように使えます。とてもおすすめです。
石づきも食べられるレシピってあるの?
実は、そのまま食べるのには、固くて食感が悪いと嫌われがちな椎茸の石づきですが、石づきも食べられます。みじん切りにたら、チャーハンやみそ汁、スープの具材にしてもおいしいです。
しかし、とっておきのレシピがあるのでご紹介します。
椎茸の肉詰め石づき入り
- 椎茸6個の石づきと軸を包丁で切り落とします。
- 椎茸の石づきと軸の部分をみじん切りにします。
- 玉ねぎ1個分をみじん切りにします。
- 合い挽き肉200gと椎茸の軸と石づきのみじん切り、玉ねぎのみじん切りを混ぜ合わせ、チューブ生姜1cm程度、塩コショウ少々をさらに加えて粘りが出るまで混ぜる。
- 肉の種を6等分し、椎茸の傘を裏返してひだの部分に片栗粉を適量まぶした後、詰める。
- 詰めた後、全体にも片栗粉をまぶす。
- フライパンにサラダ油大さじ1を入れて、肉の部分から弱火で5分程度焼く。
- 裏返して料理酒大さじ1を加えたら5分程度蒸し焼きにする。
- お皿に盛り付ける。
- 生姜醤油、ポン酢、焼肉のたれなどお好みのソースをかけたら出来上がり。
まとめ
椎茸の石づきの場所や食べても大丈夫なことがよくわかりましたね。椎茸って栄養価も高く、捨てるところがない本当に優れた食材なんですね。
これからは、しいたけの石づきも簡単に捨てないで、上手に料理に活用していきたいです。
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