旬のかぶを使った煮物。優しい甘さと、とろけるように柔らかい食感がたまらなく美味しいですよね。それが…もし、口に入れた瞬間に筋が歯に当たったら、がっかりですよね。
そこで、なぜ、かぶの筋が残ることがあるのか?その理由と下処理の方法についてお話ししたいと思います。
かぶを食べたら筋みたいなのが残った原因は?
かぶ自体に問題があるのか?または、下処理に問題があるのか?両面から考えてみたいと思います。
かぶが成長し過ぎている?
まずは、おさらいですが。かぶには、大、中、小と様々な大きさのものがあります。どのかぶにも必ず、薄皮の下に固い繊維の層があるのです。
おおよそ3~5ミリほどの層で、白い筋が何本も入っています。ですので、きちんた下処理をしなければ、何れにせよ筋が歯に当たってしまいます。
ただし、その繊維の層の厚さには違いがあります。層が薄いものもあれば、非常に厚いものもあるのです。
厚いかぶの例としては、もちろん、個体差もありますが、一般的には収穫が遅くなり、育ち過ぎたものと言えます。
更に筋張っているだけではなく、大きく育ち過ぎていると水分が抜け、瑞々しさが失われてしまい、実もカスカスのものが多いのです。
いくら下処理をしても美味しくありせん。ただ、普段のスーパーでは、そのような品質のものを見掛ける機会は少ないと思われます。
ただ、家庭菜園などでは良く起こることですよね。なるべくなら、早めに収穫すべきですね。
皮を薄く剥きすぎている?
先にお話しした通りが、ごく普通のかぶでも、薄皮の下3~5ミリに固い繊維質の筋があります。
もし、包丁で剥くのが面倒だったり、ちょっと怖いなんて理由でピーラーを使ってしまうと、皮を薄くしか剥いていにいないことになり、食べたときに筋が残る結果になってしまうのです。
皮の剥き方で食感がまるで変わってしまう野菜なので、注意が必要ですね。ちなみに、大根も同じです。
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かぶは皮を厚めに剥くのが下処理のポイントだった?
かぶの筋が残る原因は、かぶの育ち過ぎか、皮を薄く剥いてしまったことによるということが、お分かり頂けたかと思います。
そこで、食べたときに後悔しないかぶの下処理の方法は、
- かぶを水で洗う。
- 包丁で根元から葉を切り落とす。
- 切り口を見て、薄皮の内側に線があるのを確認する。
- その線の更に内側に包丁を入れて、皮を剥いていく。
の手順です。この方法が一番、分かりやすく固い繊維ごと皮をむくことができます。
ただし、料理の都合上、根元を少し残しておきたいこともありますよね。その場合は、繊維層の厚さをおおよそ5ミリと考えて剥いてみると良いでしょう。
剥き終わって、まだ白い筋が見えるようでしたら、もう少し剥いてみるなど微調整を行ってみて下さいね。
剥き方は、りんごの皮のように繊維に逆らって剥いても、根元からお尻へと繊維と同じ方向で向いても、どちらでもいいと思います。
なるべくなら、ピーラーではなく、包丁を使った方が加減ができて便利ですね。
実は皮ごと食べる派もいる?
実は皮には、栄養素がたくさん含まれているため、本来なら捨てずに食べる方が賢いのかもしれません。そこで、皮の筋が気にならない食べ方をご紹介します!
まるごとポタージュスーブにする。
ミキサーにかけてしまえば、固い繊維も何のそのです。
皮ごとすりおろす。
そのまま大根おろしのように食べたり、かぶら蒸ししてみたり、お味噌汁に入れたり、みぞれ鍋風にしても良いですよね。応用自在です!
また、切り方に工夫して。浅漬け等の漬け物にするときに、皮ごと繊維に逆らっており、極薄く切ると、筋が気にならず、味もなじみやすいですよ。繊維は、根が成長する方向に伸びるので、根元に対して垂直に切ることになります。
また、皮ごと食べることとは離れますが。厚く剥いた皮を、漬け物やきんぴら等の炒め物にしても美味です。最初から、皮を別料理にすると考えれば、心置きなく厚く皮をむくことが剥けますよね。
まとめ
かぶを食べたときに、繊維質が気になる原因がお分かり頂けたかと思います。
一番は、きちんとかぶを選ぶこと。次に、皮をきちんと厚くむくことです。その他にも、工夫すれば皮ごと食べられますし、皮だけで別に料理にすることもできます。
あなたのお好みで、かぶを美味しく召し上がってみて下さいね。
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