なすは水物なので早めに食べた方が良い、という話はよく聞きますがなかなか思い通りにいかないこともあります。
買ってきたなすを食べようと調理してみたら種の色が変色していたり、皮が変色していたり、なすはあっという間に様々な変化をしてしまいます。
そんななすの変化について、原因や食べても大丈夫か否かの判断の根拠になる情報を調べてみました。
なすとなすびの違いは?地方によって呼び方が違う?なすの種が黒く変色している理由は鮮度が落ちている!
なすを切ってみたときになすの種が黒く変色しているときは、なすの鮮度が落ちている証です。
なすは収穫時間が経つとどんどん水分が抜けていき、種から悪くなっていってしまいます。
水分の多いなすは冷蔵庫などの低温に置かれることでも低温障害を起こして変色しやすい野菜なんです。
とはいえ、種が黒くなっている状態だけなら傷んでいるわけではないので食べることはできます。
ただし、風味や見た目が良いとは言えませんのでそこは自己判断になります。
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他にも色々なナスの変色のケースはある!
切ったなすが茶色い!これって食べても大丈夫なの?
切ったなすの実が茶色い場合は低温による変化が原因であることがほとんどです。種の変色でも既述したようになすは低温障害を起こしやすい野菜です。
冷蔵庫のようなひんやりした場所で5℃以下の環境におかれるとなすの呼吸が妨げられてしまい、なすが柔らかく手水っぽい状態になってしまいます。その影響でなすの実が茶色く変色してしまうんです。
味や栄養は落ちてしまいますが、食べる分には問題はありません。
買ったなすのお尻が茶色い?食べても大丈夫?
なすのおしりやヘタの近くが斑点のように黄色や茶色くなっている場合は、なす自体が病気にかかっている可能性があります。
なすがかかっている病気は炭疽病、褐紋病、疫病などの病気が挙げられます。
この場合は病気にかかったなすということになりますので、食べるのはやめたほうが良いでしょう。
調理したなすの色が落ちている!原因は?食べても平気?
調理したなすの色が落ちる現象は、なすが茶色っぽくなってしまうパターンとなすの皮の色が落ちてしまうパターンがあります。どちらも原因と対処法がありますので見ていきましょう。
まず、なすが茶色くなってしまうパターンですがこちらは調理の際に切ってから酸化が進み色落ちしてしまうことが原因だと考えられます。
対処法としては、水にさらす、塩を振るなどしっかりとあく抜きをしておくことで茶色い変色を防げます。
次になすの皮の色が落ちてしまうパターンです。こちらはなすの皮の紺色がアントシアニンというポリフェノールで出来ていることが関係しています。
このアントシアニンは水溶性のものなので、煮物などで調理をすると煮汁に溶け出してしまいます。
これを防ぐためにはなすを一回油で揚げて、水溶性の色素を油の膜で閉じ込めることが有効です。油で揚げたなすでも煮すぎてしまうと色素が溶け出すので注意しましょう。
こんななすは食べては駄目!見分け方は?
変色したなすも食べて良いものと悪いものがあります。では、食べてはいけないなすをパッと判断することはできるのでしょうか?
食べてはいけないなすの特徴は以下の通りですので、ご参考にしてみてください。
カビが生えている
言うまでもなく、カビが生えている野菜は食べるべきではありません。
カビが生えた部分を落とせばいいのでは?と思われがちですが、なすは水分が多く、ものによってはカビの繁殖するスピードもかなりのものになりますので食べない方が良いです。
表面にデコボコがあり、実もぼこぼこしている
なすの表面がでこぼこになることはよくあることのようですが、実までボコボコになっている場合はなすが腐っている可能性があります。切ってみて中身を確認してみましょう。
ぬめりがある
なすがぬるぬるとぬめっているときは、明らかに通常のなすの状態ではありません。ぬるっとした感じがするなすは腐ってしまっているので食べられません。
酸っぱいにおいがする
一番の決め手として、酸っぱいにおいをはじめとする異臭がするときは完全に腐ってしまっています。変なにおいがするな、と感じたら問答無用で廃棄しましょう。
まとめ
なすは変色しやすい野菜なので、食べられるかどうかの判断がなかなか難しいところではあります。
しかし、たいていの場合は味や栄養が落ちていても食べられる場合がありますので、上記の食べられないなすの見分け方とあわせて判断してみてください。
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