皆さんは大根おろしを作るときに皮はどうしてますか？そして、それはなぜそうしてるのでしょうか？
『何となく、、理由はよく分からない。』だとしたらそれはとても大きな損をしてるかもしれませんよ？
『こういう理由で』その理由が正しいか確認してみませんか？深く考える必要が無さそうな所に実は深い理由があるものです。
大根おろしの保存期間は？日持ちするコツはあるの？大根おろしは皮ごとする？それとも皮をむいてから？
まず始めに、どちらが正解とか間違いとかはありません。大根に関しては皮ごとでも、皮を剥こうと、食べることが出来るので平気です。
※最後に皮ごとの場合の注意を書いてますので必読です！
ここではそれぞれの違いを知り、好みや使い方で分けていくといいと思います。
大根おろしは皮ごとすった方が栄養価が高い！
皮ごとすった場合のメリットは、やはり栄養価ですよね。
様々な著書で【野菜はまるごと】なんて文字をよく目にすると思いますが、普段みなさんが使う野菜の部分、主に皮を剥いて種を取り除いた残りの部分はもちろん栄養はたくさん含まれています。
皮や種のように人間が口にした時に美味しいと感じにくい部分に栄養価がより多く含まれていることがとても多いわけです。
大根の皮もそれに同じく皮の方が栄養価が高いです。なので皮ごとおろすことで栄養価の高い大根おろしとなるわけです。
他には皮の特徴としてグルコシノレート(辛味成分の前駆物質)が多く含まれるため辛味が強くなります。
うどん、蕎麦などの薬味にする場合は皮ごとおろした物の方がアクセントが付いて味が引き立ちますね。
大根おろしは皮をむいたほうが見た目や舌触りがいい！
一方、皮を剥いてからおろす場合のメリットは、混じりの無い真っ白な仕上がりと、きめ細やかさからくる舌触りですね。
和食の盛り付けなどにも活用されますが、皮を剥く事で中の真っ白な部分だけがおろしになりますから、まるで雪のような綺麗な『みぞれ』が出来上がるわけです。
この見た目から大根おろしを使った料理に『みぞれ煮』や『みぞれ鍋』なんて名前が付いたりします。
料理の盛り付けには実は大切な役割があり、人が食事をする時にはまず目から入る情報を脳に信号として送ります。
皆さんがメニューなどの写真やサンプル、または目の前を通っていった他人の注文した料理を見て食欲が駆り立てられるのです。
大根おろしもその一役を買っているわけですね。
脇に何気なく添えられた大根おろしですが皮ごとおろすと真っ白には仕上がりません。
お皿の上に盛り付けられた食材と料理は一つ一つの色や形を総合的に加味した上で配置され、そのバランスが調和されることで目から脳に情報が送られ『美味しそう』や『食べよう』という信号が発信される。
当然そこまで人は考えていませんし、瞬時にこのことがされているので気づくわけも無いのですが、事実そうなのです。
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皮ごとする場合はきちんと洗う必要がある！
前段で注意書きをいたしましたが、皮ごと使用する場合の注意があります。
それは使う前にしっかりと洗うということです。
水で薄めた中性洗剤で皮表面をきちんと洗い、しっかりと水で洗い流す。これを守らないといけません。
なぜかというと、栄養価が高い、健康の為、と言いながら皮ごと使用した野菜の表面には大量に農薬が付着している可能性があるからです。
この農薬、化学薬品の類が残ったまま野菜を使用すると栄養価どころか、身体に悪影響が起きます。
それは濃度や種類で様々ですが、軽い腹痛、発疹、下痢、吐き気などから最悪の場合は発癌性物質として登録のある化学物質が付着している可能性もあります。
野菜には害虫が付き物ですし、美味しい野菜の象徴でもあります。しかし、虫喰いのある野菜は商品にならない為に大量の農薬を使用しなければならないケースは少なくありません。
他にも、排気ガスや土に潜むウィルスなども。
もちろん出荷時や店頭に並ぶ前に洗浄した上で棚に配置されるわけですが、取りきれない部分がどうしても出てきてしまうので各家庭できちんと洗った上で使用する必要があります。
まとめ
皮ごとおろすか、皮を剥いてからおろすか、結果は双方で違ったおろし方を是非試していただきたいというのが答えです。
それぞれの特徴とメリットにあわせて試して、また料理に合わせて違ったおろし方をしてみてください。
冒頭にお伝えしたとおりどちらも間違いはありません。皮ごとおろしたことが無い方は是非試して薬味として使ってみてください。
皮を剥いてからおろしたことが無い方はその真っ白なおろしを焼き魚の脇に添えてみてください。
いつもと一風変わった選択が皆さんの食卓を彩るワンポイントになるかもしれませんよ？
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