生で食べることが多い甘エビは、刺身やお寿司で食べることが多いです。
ねっとりと柔らかい食感でエビの濃厚な甘味を感じることができることから、ついつい食べ過ぎてしまうことも。
どんなに体にいい食材でも食べ過ぎるは体によくありませんが、甘エビを食べ過ぎるとどう体に悪いのでしょうか?
そこで今回は甘エビを食べ過ぎることで起きる体への悪影響と、甘エビのもつ栄養と効能について詳しくご紹介します!
甘エビの青い卵は見た目はアレだけれど美味しい!お勧めの食べ方は?甘エビの栄養と効能は?
みなさん甘エビの栄養をご存知でしょうか?野菜や果物と違って、ピンとくる栄養素はあまりありません。
しかし甘エビには、体に嬉しい栄養素がたくさん含まれていたのです!
甘エビの栄養は?
甘エビには、
・ビタミンE
・タウリン
・アスタキサンチン
・キチン
が特に多く含まれています。
ではそれぞれの栄養素の効能についてご紹介します。
甘エビを食べると期待できる効能は?
甘エビは高タンパク低カロリーで、100gあたりタンパク質が19.8g、87kcalとなっています。
高カロリー低タンパクになりがちな現代人にはうってつけの食材です。
このタンパク質に含まれるグリシン、アラニンなどのアミノ酸が甘エビの甘さを生んでいます。
つまり甘い甘エビにはアミノ酸がたっぷり含まれているということです!アミノ酸はコラーゲンの原料なので、健康な肌を作ります。
ビタミンEは強い抗酸化作用を持っているので、活性酸素の発生を抑えます。
これにより体内に取り込まれた不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、生活習慣病である動脈硬化や心筋梗塞の対策に効果的です。
タウリンは疲労回復のイメージがありますが、他にも心肺機能、または肝臓を強くする働きがあります。
貧血、動脈硬化を防ぎ、悪玉コレステロールを減少させるのに効果的です。
血圧を正常値に保つ働きや、視力を上げる働きもあり、病気予防だけでなく体の調子も整える、マルチに働く栄養素です。
アスタキサンチンは甘エビを茹でたときに赤くなる色素のことで、血液をさらさらにし、栄養素を体のすみずみまで運びやすくします。
また抗酸化作用が強く、癌の発生や老化を防止します。
キチンは甘エビの殻に含まれている栄養素で、不溶性食物繊維が含まれています。
腸の動きが活発になり、便秘の改善や大腸癌の予防に繋がります。また体に溜まったコレステロールを排出しやすくし、体内を綺麗に保ちます。
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甘エビの食べ過ぎは体に悪い?
甘エビは小さいながらも、体に嬉しい栄養素をたくさん含んでいました。
美容や貧血に効果的という観点から、女性に嬉しい食材ともいえます。では次に、食べ過ぎると体にどのような悪影響を及ぼすか、詳しく解説致します。
痛風になる?
甘エビには、通風の原因物質である尿酸を作り出すプリン体を多く含んでいます。
プリン体といえばウニ、白子、レバーといった濃厚な旨味をもつ食材が多いですが、甘エビも例に漏れません。
下痢などお腹の調子を壊す?
一度に多くの量の甘エビを食べると、お腹をくだして下痢を引き起こしてしまうことがあります。
この場合はアレルギー性腸炎である可能性があり、病院に受診することをおすすめします。
甘エビだけでなく、カニなどの甲殻類、卵、牛乳などの特定の食材でも起こります。
甘エビの1日の適量ってどれぐらいなの?
甘エビ100gあたり、100~200mgほどのプリン体が含まれています。
通風は1日400mg以上のプリン体をとると発症しやすくなります。
大きいサイズの甘エビが1匹あたり10gほどだとすると、1日に食べていい甘エビの量は10匹~20匹となります。
まとめ
甘くておいしい甘エビには、美容に嬉しいアミノ酸やアスタキサンチン、疲労回復に効果的なタウリンが含まれています。
また高タンパク低カロリーなのも嬉しいポイントです。
しかしプリン体を含んでいるので、食べ過ぎてしまうと通風を引き起こしてしまいます。程度菜量を食べて、健康に繋げてくださいね。
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