旬の果物がスーパーに並ぶと、その季節を感じられるものですよね。
びわは初夏になると出回る果物です。暑い夏がやってくる前に楽しむ爽やかなフルーツですね。
しかしびわが美味しい旬の時期は地域によって違うのです。びわの旬の時期は、実際いつなのでしょうか。ご紹介したいと思います。
びわの皮のむき方は?実は皮ごと食べた方がよいって本当?びわの旬の時期っていつなの?
びわの多くは露地栽培です。ビニールハウスなどではなく露天で栽培する方法ですね。
11月~2月に開花し、3月~4月に実がつきます。びわの果実は寒さに弱いため、びわの栽培は寒さとの戦いと言われています。
せっかくできた果実が凍死してしまわないように、ストーブを焚いて果実を守ることもあるほどです。
そして美味しくできたびわは4月~6月に出荷されます。
びわの旬の時期はこの4月~6月ということになりますね。
しかし、ビニールハウスで栽培されているびわの場合には1月頃から出荷されるものもあります。早い時期から売られているびわはビニールハウス栽培のものなのです。
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びわの名産って千葉や長崎だけれど旬の時期にズレはあるの?
長崎の旬の時期は?
びわの旬の時期は4月~5月とされていますが、実は地域によって違いがあります。
びわの名産地として有名な県は長崎県です。全国の3分の1の出荷量となっています。
江戸時代にある人が中国からびわの種をもらって育て始めたことから、長崎でびわの栽培がさかんになったと言われています。
そんな長崎のびわが出荷される季節は2月~6月となっています。その中でも最も出荷量が多いのは4月です。長崎のびわの旬は4月ですね。
暖かい地域なので、全国的な旬の時期よりもやはり早いのですね。
千葉の旬の時期は?
長崎県に次いでびわの出荷量が多い県は千葉県です。全国出荷量の2割を占めています。
江戸中期から房州びわを出荷していた記録があり、明治以降は本格的にびわの栽培が行われていました。
長崎県ほどの温暖地域ではないので、寒さに弱いびわを育てるのは大変な作業です。
そんな千葉のびわの旬の季節は4月~7月で、6月の出荷量が最も多くなります。長崎の旬の時期よりも遅くなりますね。千葉のびわの旬の時期は6月ですね。
このように、日本のびわの半分以上を占める長崎と千葉ですが、旬の時期が違うことから、びわの旬の時期は比較的長いのですね。
春には長崎のびわ、夏に近くなるにつれて千葉のびわが多くなるのですね。
そもそもびわって何で季節以外に売っていないの?
それぞれの果物には旬の時期がありますが、1年中スーパーに並んでいる果物もたくさんありますよね。逆にその時期にしか販売されていない果物もあります。
びわは、旬の季節以外に売られていることはまずありません。これはどうしてなのでしょうか。
メロン、バナナ、キウイフルーツなどの果物は、収穫してから一定期間貯蔵することで成熟します。
これを果物の「追熟」と言います。追熟が必要な果物は旬の時期以外にも出回ることが多いです。
びわは「追熟」が必要な果物ではなく、成熟した状態で栽培されます。
そのため、すぐに食べないとどんどん風味や味が落ちてしまうのです。さらに、ちょっと押したりぶつけただけで傷みやすい果物でもあります。
だから、旬の季節にしか売っていない高級フルーツなのですね。
でもその季節にしか食べられないというのも趣があって良いですよね。いつでも買えるのではなく今しか食べられない!と思うと積極的に食べるものですよね。
びわの旬まとめ
今回はびわの旬の時期についてご説明してきました。
日本のびわの半分以上を占める長崎のびわと千葉のびわは旬の時期が少し違います。だから、びわの旬の時期は4月~6月と長いのですね。
しかしびわはこの旬の季節を逃すと他の季節に食べることはできません。その時期だけの美味しさを1年に1度は味わいたいものですね。
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