鉄分やβカロテンなどの栄養素が多く含まれていて、健康に良いほうれん草。冬の旬の時期には、特に積極的に食べたくなる食材ですよね。
しかし、この栄養価が高くて美味しいほうれん草ですが、食べた後に歯がキシキシと感じた事ありませんか?
この歯がキシキシとなるのはなぜなのでしょうか?
そこで今回は、ほうれん草で歯がキシキシする理由と治し方は?についてお話ししたいと思います。
冬のほうれん草は旬だから甘い?理由とおすすめの食べ方は?ほうれん草を食べたら何か歯に違和感を感じる人は多い
ほうれん草を食べた後に、歯に違和感を感じる人は多いんです。
どのような違和感かというと、歯や口の中に、キシキシ、ザラザラ、キュッキュなどと言ったエグミを感じます。
皆さんも感じたことありますよね。
歯がキシキシする。歯がザラザラすると感じてしまう理由は?
このように、ほうれん草を食べた後に、歯がキシキシしたりざらざらと感じてしまうのには、しっかりとした理由があります。
それは、ほうれん草に含まれている「シュウ酸」という成分が、私たちの唾液に含まれているカルシウムと結合する事により、キシキシ、ザラザラといったエグミを感じさせるからです。
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歯がキシキシするのを予防する方法はあるって本当?
栄養価も高くて健康に良いほうれん草なんですから、せっかくなら歯がキシキシと違和感を感じることなく、美味しく食べたいですよね。
心配しなくても大丈夫です。
歯がキシキシとするのを予防する方法があるのでご紹介しましょう。
あく抜きをしっかりする
あく抜きをしっかりとすることです。
キシキシと感じるエグミの原因は、ほうれん草に含まれている「シュウ酸」であることはお話ししました。
このシュウ酸は水溶性なので、あく抜きをすれば約80%減少させることができます。
では、簡単なあく抜きの方法をご紹介します。
まずは、多めのお湯にほうれん草を根元から入れて30秒ほど待ちます。その後に、残りの葉の部分もすべて入れて、30秒程度待ちます。
根元の部分に少し歯ごたえが残るくらいで火を止め、冷水にとります。
その後、2分程度冷水にさらしたら、ざるなどで水切りをしましょう。
注意しなければいけない点は、水にさらしすぎないことです。
せっかくのほうれん草に含まれる栄養成分が流れ出てしまいます。気をつけましょう。
鰹節などカルシウム豊富な食物と一緒に食べる?
食べ方次第で、予防することもできます。
ずばり、カルシウム豊富な食材と一緒に食べる方法です。
ほうれん草に含まれているシュウ酸を、唾液中のカルシウムと結合させることなく、あらかじめ結合させておくことでキシキシと感じるのを防ぐことができます。
カルシウムを多く含む、鰹節、シラス、ゴマ等と和えておくだけで、キシキシと感じなくなります。
また、カルシウム豊富な牛乳やチーズを使ったグラタンなどもおすすめですよ。
是非、試してみてくださいね。
歯がキシキシしてしまった時の治し方は?
もしも歯がキシキシしてしまったらどうしたら良いのでしょうか?
簡単です。しっかりと歯を磨いて、口の中を中性に保つようにしましょう。
シュウ酸カルシウムが歯に付着したまま蓄積すると、歯石の原因になります。歯石は歯周病も引き起こすので、注意しましょう。
まとめ
今回は、ほうれん草で歯がキシキシする理由と治し方をお話ししました。
予防する方法は簡単です。あく抜きをするだけで、簡単にキシキシと感じなくなることが分かりましたよね。
また、カルシウム豊富な食材と調理することでキシキシが予防できるだけでなく、嬉しいことに栄養価もアップします。
ほうれん草は、栄養価も高くて美味しい素晴らしい食材です。是非、これからも食べ続けていきましょう。
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