青菜の野菜って見分け方が難しいと思いませんか?
スーパー等では、野菜名が書いてあるビニール袋などに包装されて陳列されているので買うのに戸惑うことはありません。
しかしご近所の農家さんにいただいたときなんかは、「これって、どの青菜かな?」なんて思ったことありませんか?
その中でも特に、小松菜とほうれん草とチンゲン菜は間違いやすいですよね…。
そこで今回は、「似ている野菜の見分け方!小松菜とほうれん草とチンゲン菜の違い?」についてお話したいと思います。
小松菜の茎に黒い斑点が!これって食べても大丈夫?小松菜とは?
小松菜は日本が原産のアブラナ科の野菜です。
江戸時代に中国から来た株の一種である「茎立菜」をもとに、現在の東京都で品種改良されて栽培が始まりました。
旬は12月から3月で、耐寒性に強いのも特徴です。現在では1年中栽培されていて、一年中手に入りやすい野菜です。
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ほうれん草とは?
ほうれん草はヒユ科アカザ亜科ほうれん草属の野菜です。原産国は、中央アジア~西アジアとされています。
日本には、17世紀に東洋種が渡来し、19世紀に西洋種が渡来しました。東洋種はアクが少なく甘みがあるのが特徴で、西洋種はアクが強いのが特徴です。
現在日本では、東洋種と西洋種の交配種が主に流通しています。
旬は11月から2月で、小松菜と同様に、耐寒性に強いのが特徴です。
チンゲン菜とは?
チンゲン菜はアブラナ科の野菜です。原産国は、中国です。
日本には、1970年代に渡来しました。和名は「大菜(たいさい)」です。
旬は3月から5月、10月から11月の1年に2回、春と秋です。1年銃購入することができますが、晩秋あたりに収穫したものが、最も品質が高いと言われます。
小松菜とほうれん草とチンゲン菜の違いを徹底解説!
それでは、小松菜とほうれん草とチンゲン菜の違いを徹底的に解説していきます。
見た目の違いと見分け方は?
この3つの野菜の中では、チンゲン菜が一番見分けやすいです。
チンゲン菜は、葉の部分が丸くて緑色をしていますが、茎に近づいていくにつれて白くなり付け根はつるりとして丸くなっています。
それに比べて、小松菜とほうれん草は茎の部分は白い色ではなく緑色です。
次に、小松菜とほうれん草ですが、この二つ葉っぱの色や茎はよく似ています。しかし、一番見分けやすいポイントは、根元です。
小松菜は葉と茎同様に根元も緑色ですが、ほうれん草の根元は赤色~桃色をしています。
根本以外にも違いがあり、葉の形については、小松菜は丸みのある楕円形であるのに対し、ほうれん草は縁がギザギザとしています。また、茎の太さは小松菜の方が明らかに太いです。
栄養価の違いは?
これら3つの野菜すべて、ビタミン、ミネラル、カロテンなどが豊富に含まれています。その中でも、特に高い栄養価についてご紹介します。(すべて、可食部100g中の値です。)
ビタミンCは、小松菜39mg、ほうれん草30mg、チンゲン菜24mgの順です。
カルシウムは、小松菜170mg、チンゲン菜100mg、ほうれん草69mgの順です。
カリウムは、小松菜500mg、ほうれん草490mg、チンゲン菜260mgの順です。
鉄分は、小松菜2.8mg、チンゲン菜1.1mg、ほうれん草0.9mgの順です。
カロテンは、ほうれん草5400μg、小松菜3100μg、チンゲン菜2000μgの順です。
味の違いは?
味の違いについてもご紹介していきましょう。
ほうれん草は、シュウ酸(アクの成分)が多く含まれており、あく抜きが必要な野菜です。独特のエグミを感じることがあります。
小松菜は、シュウ酸が若干含まれていますが、そこまで気にすることはないので、あく抜きの必要はなく、クセがないのが特徴です。旬以外の小松菜には、苦みや辛さを感じることもあります。
チンゲン菜は、クセがほとんど無いので下処理をすることなく美味しく食べられます。
食感の違いは?
最後に食感の違いについてご紹介しましょう。
最も肉厚で歯ごたえが強いのがチンゲン菜です。次にシャキシャキ感が感じられる小松菜、やわらかい食感のほうれん草、の順です。
まとめ
今回は、「似ている野菜の見分け方!小松菜とほうれん草とチンゲン菜の違い?」についてお話してきました。
これら3つの葉野菜の見分け方、お分かりいただけましたか?栄養価や味、食感はそれぞれ違います。
これだけ知っていれば、お料理に合わせて素材選びできますよ。
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