かぼちゃは冬至の日に食べると風邪を引かない、と言われるほど栄養満点の野菜です。
また適度な甘さやほくほくとした食感で食べやすいことから、かぼちゃを好きだという子供も多いと思います。
そんなかぼちゃですが、オレンジ色の実だけでなく緑色の皮の部分にも栄養が含まれていることをみなさんご存知でしょうか?
今回はかぼちゃの皮に含まれる栄養について紹介します。
かぼちゃの皮に含まれている栄養と期待できる効能は?
かぼちゃは栄養素の中でも、特にビタミン類が豊富に含まれている野菜です。
βカロテンをはじめ、ビタミンAやビタミンE、ビタミンKにビタミンCなど栄養素の中でもビタミンを多く含み、他にも食物繊維なども含みます。
βカロテンは体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚の抵抗力を高めます。それにより免疫力が上がり風邪をひきにくくなります。
また抗酸化作用もあり、生活習慣病やがん予防にも効果的です。
ビタミンEは不足すると欠乏症を起こすことがあり、ビタミンKは出血した際に血液を固める因子を活性化させる働きや骨の健康維持に不可欠とされ、骨粗しょう症の治療薬としても使われています。
食物繊維は便秘予防や虫歯予防に効果的とされ、また血圧やコレステロール値を下げる効果もあり、肥満や成人病予防にも効果があります。
βカロテンと食物繊維は、実はかぼちゃの中身よりも皮の部分やワタに多く含まれています。
特に皮に含まれるβカロテンの量は実の2倍以上含まれているとされ、また皮の緑色が濃いほうがカロテンは多く含まれています。
つまりかぼちゃの皮も食べることは、実を食べるだけよりも子供の体の成長や発育に大きな効果をもたらします。
また大人にとってもダイエット予防や美肌作り、アンチエイジングにも効果的ということが分かると、皮を捨ててしまうことはもったいないですね。
Sponsored Link
皮には農薬とか含まれていて危険じゃないの?
かぼちゃは日本産だけでなくメキシコ産やニュージーランド産などの輸入物ものも多く販売されています。
子供にも食べさせるとなると心配になってくるのは、農薬です。最近では野菜専用の洗剤なんてものも販売されています。
国産のかぼちゃの場合は、病気や害虫に強い為そこまで強い農薬は使用されていません。ただ輸入品のかぼちゃの場合は、農薬が多く使われている可能性が高いです。
水で洗うことだけで不安な方は、野菜専用の洗剤を使用して洗うか、野菜を洗剤で洗うことに抵抗のある方は50度前後のお湯で洗うといいです。
この場合43度以下になってしまうと菌が繁殖してしまう為、温度管理が重要です。他にも食用の重曹洗う方法や、酢水で洗う方法があります。
50度のお湯で洗う場合野菜の灰汁や苦味が抜ける、といい面もありますが、洗い方によっては調理方法が狭まってしまう場合がある為、各調理法に合った洗い方をして皮ごと美味しく食べたいですね。
かぼちゃを皮ごと食べられるおすすめレシピは?
皮を付けたかぼちゃで煮物を作ると、煮崩れしにくく皮にも味が染みて美味しい煮物が出来上がります。
また天ぷらやソテー、かぼちゃのチップスにすると色鮮やかで目にも美味しい料理が出来ます。
皮だけを使用してきんぴらにしてもいいです。
スイーツだと皮をつけたままのかぼちゃをまるごと潰して、クッキーやホットケーキに、ペースト状にしてかぼちゃプリンやかぼちゃのタルトにしても美味しいです。
にんじんのように薄くスライスすると生でも食べられますが、βカロテンとビタミンEは油で調理することによって体に吸収されやすい為、油と組み合わせた調理をおすすめします。
コメントを残す