かぶが苦い原因と苦味があるかぶを美味しく食べられるレシピは？

なぜか、いつもと同じレシピで作った「がぶの浅漬け」や「がぶの煮物」などが苦く感じることがありませんか？

正直がっかりしてしまいますよね…その原因についてお話ししたいと思います。

また、そうした苦いかぶを少しでも美味しく食べることができる下処理やレシピも合わせてご紹介します！

かぶが苦い原因は？

与える肥料、収穫時期、また、その他原因がいくつか存在するようです。解説していきます！

家庭菜園など素人が野菜を育てる場合に、必要以上に肥料を与えてしまうことがあるようです。

それにより、野菜の育ちや味が良くなるどころか、むしろ肥料中のチッ素成分が過多の状態になり、かぶがその成分を吸収、苦味を発生させてしまうのです。

残念なことに、肥料の与え過ぎは土壌にも影響を及ぼし、次年度に栽培する際にも苦味が発生する可能性があります。

肥料は少な目に与え、足りないと感じたら足していく程度で良さそうですね。大根も同じ現象が起こりますので、ご注意を！

また、肥料を与え過ぎだけではなく、元々の土壌が影響する場合もあります。その場合は、専門家に土壌を分析してもらい、その土壌に合った肥料を与えた方が良さそうですね。

「とうが立つ」という言葉に象徴されるように、収穫時期を逃して、育ち過ぎると苦味が発生することがあります。

農家さんはプロですので、そのようなことは少ないかと思いますが、家庭菜園ならよくあり得ることですよね。

また、都心で栽培している場合は、夜間も街灯の灯りなどなどで一晩中真っ暗になることがないため、予想より早く成長してしまうことがあります。

その結果、収穫時期が遅れることがあるようです。ご注意下さいね。

逆に肥料からの栄養分や水分が足りないと、苦味が発生することもあります。適正な量を知ることが、美味しいかぶを作るコツなのですね。

また、何かしらの原因で、害虫や病気が発生した場合も、かぶ自体が根や葉をそれらから守ろうと、苦味を発生させてしまうことがあります。無農薬をこだわるあまりに、収穫物の味を落としてしまっては残念ですよね。

いかなる料理に発展させる前にも、下処理が重要です。2通りの方法をご紹介します！

かぶを好みの大きさに切ったあと、ボウルやビニール袋に入れ、一つまみの塩（3本指でつまむ程度の量）をまぶしてよくもむ。

しばらく置いてお
き（15分～1晩程度）、ギュットかぶを手で絞る。灰汁抜きにもなりますよ。

研ぎ汁がない場合は、米を一つまみ入れて、下茹でしてもオッケー。（ただし、大根のように長時間煮ることはお勧めしません。かぶは柔らかいので、長く煮るとグチャグチャに崩れてしまうので。）

これらの作業をすることで、苦味はかなり和らぎます。また、米の研ぎ汁よりは効果が薄いですが、熱湯でさっとゆでるだけでも、多少の苦味抑制の効果はあります。

等など。工夫次第で美味しく食べられます！

かぶの苦味には原因があったことがお分かりいただけたかと思います。

家庭菜園でかぶを栽培する場合は、肥料や水の与え方に気を付けるべきですね。また、もし苦いかぶに当たっても、下処理をきちんと行ない、料理方法を選べば美味しくいただけます。ぜひ、お役立て下さい！