春になるとスーパーなどに並ぶふきのとう。春の味わいを楽しもうと思って買ってきたら、すぐに茶色になってしまったことはありませんか?
見た目がちょっと美味しくなさそうだけど食べられそうな感じもするので、食べて良いのかダメなのか迷ってしまいます。
どうしてふきのとうは変色するのでしょうか。そして、変色したふきのとうは食べても大丈夫なのでしょうか。考えていきたいと思います。
ふきのとうとふきって同じ植物なの?違いについて調べてみました!
ふきのとうが茶色や黒く変色している!これって食べても大丈夫なの?
摘んできたふきのとうや、スーパーで買ってきたふきのとうが茶色や黒色になっていることがあります。腐ってしまったのかと心配になりますよね。
茶色や黒に変色したと同時に、茶色い汁が出ていたり、悪臭がする場合には腐っている可能性が高いです。腐ったふきのとうは食べることはできませんね。
しかし、ただ変色しているだけであれば腐っているわけではありません。ふきのとうの苦味成分が、空気に触れることで酸化したことが原因です。
新鮮なりんごでも、半分に切って置いておくと、切り口が茶色に変わってしまいますよね。これと同じことなのです。
茶色や黒色になったふきのとうは食べても問題はないのですが、気になる場合やきれいに仕上げたい場合には取り除くようにしましょう。
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ふきのとうを変色させないコツは?
外側の一枚の葉は変色していることも多いので取り除く
茶色に変色しているふきのとうでも、外側の葉だけが茶色であり、中の葉は緑色ということが多いです。
ふきのとうが変色していると「腐ってしまった!」と慌ててしまいますが、外側の一枚の葉だけを取り除けば、きれいなふきのとうになるはずです。
スーパーで売っている時点で茶色になっていることもありますが、調理する時に葉を取れば問題ありません。
茹でている時に黒ずんでしまう事もある!
ふきのとうは苦味成分が酸化することで変色します。
そのため、鍋で茹でている時にも空気に触れてしまうと茶色になってしまうのです。茹でる前は緑色だったのに、茹で上がったら茶色になっていることが多々あります。
これは、茹でている際にお湯からふきのとうが水面から出ていることが原因です。
ふきのとうをしっかり水面に浸した状態で茹でるようにしてくださいね。水分が減ってきたら、お湯を足しながら茹でましょう。
包丁などで切るとすぐに黒ずんでくるので水につける事も重要!
ふきのとうはとても変色しやすい山菜なので、包丁で切った状態で置いておくとどんどん黒ずんでしまいます。
大量のふきのとうを刻む際、刻み終わった頃にははじめに刻んだものは黒ずんでいるでしょう。
これを防ぐために、切ったふきのとうは必ず水につけるようします。変色を防ぐことができて、あく抜きにもなりますね。
ふきのとうを調理する際には手際の良さが求められますね。
ふきのとうは常備菜にしてしまうのが正解!
ふきのとうは、空気に触れることですぐに変色してしまいます。あまり日持ちがしない食材なので、常備菜にするのがおすすめです。おすすめの2品を紹介しましょう。
一つ目は定番の「ふきのとう味噌」。
あく抜きしたふきのとうを細かく刻んだら油で炒め、みそ、みりん、砂糖などを加えます。水分を飛ばすように炒めたら完成です。
白いご飯と一緒に、お酒のおつまみに美味しい常備菜になります。
二つ目は、ちょっとおしゃれな「ふきのとうオリーブオイル漬け」。沸騰したお湯に塩とふきのとうを入れて茹でます。
茹で上がったら水気をしっかり切ります。保存容器にふきを入れたらオリーブオイルをひたひたに入れるだけで完成です。
パスタやチャーハンの具として、グリルチキンやステーキの付け合わせなど、様々な楽しみ方ができるのでおすすめです。
まとめ
今回は、ふきのとうの変色について考えてきました。ふきのとうは実は日持ちが悪く、変色しやすい食材です。
でも茶色になっていたり黒ずんでいても腐っているわけではありません。変色させないためのポイントをおさえておくと良いですね。
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