レバニラとニラレバ炒め、どちらが正しいのか解明してみました!

レバニラ

度々論争が起きる「レバニラとニラレバはどちらが正しいのか?」という問題。みなさんは「レバニラ炒め」「ニラレバ炒め」どちらの呼び方をしていますか?

今回はこの問題を解明してみたいと思います。

ユミ

実はレバニラとニラレバって呼び方が違うだけではなく全く同じ料理という意味ではない可能性もあります。調べてみました!

 

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レバニラとニラレバの違いは?

中国

世間的に呼び名が違うだけで全て同じ料理!

「レバニラはレバー入りのニラ炒め」「ニラレバはニラ入りのレバー炒め」という感じがしますよね。

この2つの料理は別のものなのでしょうか。

「レバニラ炒め」とは、牛か豚レバーとニラを炒め、塩・コショウ・醤油・酒などで味付けをした中華料理です。

白いご飯にピッタリのメニューなので、定食メニューとしても人気ですよね。

結論から言うと「ニラレバ炒め」も「レバニラ炒め」とすっかり同じ料理です。呼び名が違うだけで、この2つの料理はすっかり同じものを指しているのです。

知名度的にはレバニラ炒めの勝利!レバニラの起源は天才バカボン?

Googleの機能を使ったデータによると、レバニラはニラレバの約4倍使われていることがわかります。

知名度的にはレバニラ炒めの大勝利ですね。実はこれには面白い理由があるんです。

1967年にマンガ連載がスタートした国民的マンガ「天才バカボン」が関係しています。

1971年にはアニメ版もスタートしたのですが、このアニメの中でバカボンのパパが「レバニラ炒めが大好物」というセリフを何度も言っていたのです。

当時はレバニラではなくニラレバと呼ばれることが多かったのですが、バカボンのパパは敢えて面白い言い方として「レバニラ」と呼んだらしいのです。

これがきっかけで「レバニラ炒め」が日本中に広がったという説が有力とされています。「天才バカボン」の力ってすごかったのですね。

ちなみに、NHKきょうの料理で紹介されているレシピは「レバニラ炒め」と表記されていました。やはり一般的にはレバニラが浸透しているのですね。

中国ではレバニラ(ニラレバ)炒めはどう表記されているの?

中国

レバニラ(ニラレバ)炒めは中国料理ということで、中国語ではどう表記されているのか調べてみたいと思います。

中国では「韮菜炒牛肝」と表記していました。

「韮菜」=ニラ、「牛肝」=牛のレバーのことを意味しています。「炒」はもちろん炒めた料理という意味ですよね。

中国語では「ニラ」→「レバー」の順番ということになりますね。

もともと日本では「ニラレバ」と呼ばれていたのは、この中国語の順番に従っていたことがわかりますね。

私は○○が正しいと思います

「レバニラとニラレバはどちらが正しいのか?」は、やはり難しい問題ですね。

中国語に従えば「ニラレバ」が正解のようですが、日本国民の多くが「レバニラ」を使っていると考えると、「レバニラ」で正解な感じもしますよね。

私の意見としては「ニラレバ」が正しいと思います!

中国語に沿った表現ということも理由なのですが、日本語の修飾語、被修飾語の観点から見ると「ニラレバ」が正しいのは明らかだと思うのです。

「(A)(B)」という言葉の場合、Aが修飾語、Bが被修飾語となります。

だから、チキン入りのカレーは「チキンカレー」、海老入りのグラタンは「海老グラタン」となるわけです。

この基本的な日本語のルールから考えると、ニラ入りのレバー炒めの表記として正しいのは「ニラレバ炒め」となるでしょう。

「餃子の王将」と「大阪王将」では呼び方が違う!

日本の中華料理チェーンと言えば、「餃子の王将」と「大阪王将」が人気ですよね。この2つのお店では、レバニラorニラレバのどちらで表記しているのでしょうか。

メニューを調べてみると、「餃子の王将」はニラレバ炒め、「大阪王将」ではレバニラ炒めになっていました。どちらもレバニラ炒めかと思ったのですが、意外な結果でした。

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まとめ

ここでは、ニラレバ炒めとレバニラ炒めに違いについて考えてきました。料理としてはどちらも同じ料理です。

一般的に呼ばれているのは「レバニラ」ですが、正しいのは「ニラレバ」でしょう。天才バカボンが関係しているとは驚きました。

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