小松菜は栄養価も高く、値段も比較的安く、1年中手に入りやすいことから、食卓に上る機会も多い野菜の1つですよね。
このように、とても便利な小松菜ですが、皆さんは小松菜のあく抜きしていますか?あく抜きは不要なのでしょうか?
そこで今回は、「小松菜のあく抜きは必要?それとも不要なの?」についてお話したいと思います。
小松菜が苦い!苦味を抑える調理法をご紹介!小松菜のあく抜きが必要だという理由は?
小松菜のあく抜きが必要だという理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
シュウ酸が結石の原因になる?
シュウ酸は、体内に取り込まれてカルシウムと結合すると、シュウ酸カルシウムを生成するので、結石の原因になるとされています。
また、それだけでなく、体内のカルシウムの吸収を阻害することにもなります。
このシュウ酸は、あく抜きすることにより軽減するので、あく抜きが必要だと言われています。
苦味やえぐみはあく抜きをすると緩和する
小松菜に感じる、苦みやえぐみの原因は「シュウ酸」なので、あく抜きをすると緩和するからという意見も多いです。
あく抜きをしないと、農薬や汚れが残ってしまいそう
小松菜をあく抜きしないと、農薬や汚れが残ったままになってしまいそうという意見も多かったです。
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小松菜のあくぬきは不要!その理由とは?
次に、小松菜のあく抜きは不要だという理由をご紹介していきましょう。
シュウ酸は実はものすごく少ない
小松菜に含まれているシュウ酸は実はものすごく少ないから、気にしなくても大丈夫だという意見がありました。
実際、シュウ酸が多く含まれている為に、あく抜きが必要な野菜として、ほうれん草があります。
シュウ酸は、ほうれん草の可食部100g中には773mgも含まれています。しかし、小松菜に関しては、51mgと微量です。
その為、あく抜きは必要ないと考えられています。
あく抜きをすると栄養が減る?
せっかく栄養豊富な小松菜なのに、あく抜きをすると栄養が減ってしまう、という意見もとても多かったです。
実際、小松菜は栄養価がとても高く、多くの効能が期待できる緑黄色野菜です。
しかし、栄養素の中には、あく抜きをして火を通すことで、外に逃げしまったり壊れてしまうものもあります。
特に、ビタミンCは加熱に弱い上に水溶性なので、あく抜きをすると大幅に減ってしまいます。
あく抜きをするとシャキシャキ感がなくなってしまう
小松菜の新鮮なシャキシャキとした食感が、あく抜きをすることで感じられなくなってしまうという意見も多かったです。
確かに、あく抜きするとシャキシャキ感はなくなってしまいますもんね…。
小松菜はどういう風に下処理するといいの?
それでは小松菜は、どのように下処理したらよいのでしょうか?あく抜きは必要なのでしょうか?
一般的には、小松菜には苦みやえぐみの原因である「シュウ酸」が少ないので、あく抜きは必要ありません。
(ただし、稀に旬の時期が過ぎている小松菜には、エグミや苦みを感じることがあります。)
しかし、多少のエグミや苦味はあるので、気になる方は、小松菜を水に浸けておくようにしてください。
これは、「シュウ酸」が水に溶けやすいので、水に浸けておくことにより小松菜に含まれているシュウ酸を減らすことができるからです。
小松菜の下処理方法をご紹介しましょう。
② 根本に切れ目を入れます。
③ 小松菜を流水でよく洗います。根元の部分は特に汚れがたまりやすいので、切れ目に沿って丁寧に洗います。
④ ボールに水をためて、小松菜を水に浸けます。(水を吸って食感が良くなるだけでなく、あく抜きにもなります。)
⑤ 根本の部分を1cm程度切り落とします。
⑥ お好みのサイズに切り分けます。
とても簡単ですよね。このまま、冷凍保存しておくと、料理に使いやすいですよ。
まとめ
今回は、「小松菜のあく抜きは必要?それとも不要なの?」についてお話ししました。
小松菜は、シュウ酸が少ないのであく抜きをしなくても美味しく食べられる緑黄色野菜であることが分かりました。
小松菜の正しい下処理方法を利用して、これからも栄養満点の小松菜をお料理に活用してくださいね。
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