どんな野菜や果物でも、皮の近くのほうが栄養価が高いと聞いたことがありませんか?
これは、事実で大根も例外ではありません。おいしく栄養が取れたら、一石二鳥ですよね。
どんな栄養があって、どんな料理に向いているのか気になりませんか?
大根の葉っぱは生える?育てることができるって本当?大根の皮は栄養が豊富というのは事実
大根には、ビタミンC・ビタミンA・ビタミンB6・葉酸・カルシウム・カリウムや酵素など多くの大切な栄養を含んでいて、体内の代謝を促し、免疫力を高めてくれると言われています。
特に、大根は中心よりも皮の方が栄養価が高いのです。なんと、ビタミンCは皮の方が2倍も多く含まれています。
ビタミンCは抗酸化性があることが特徴です。
有害な活性酸素から体を守る働きをするので、風邪やアレルギー反応の軽減、さらに癌や動脈硬化、心疾患などの予防に効果があると言われています。
また、皮にはビタミンPも含まれていますので、ビタミンCの働きを助けてその効果を高めてくれます。
ビタミンPは血圧降下作用もありますので、高血圧の予防が期待できます。
また、消化酵素が多く含まれています。でんぷんを糖へとかえてくれますので、食べ物の消化を助けてくれ、腸の働きを整えてくれます。
さらに、イソチオシアネートという辛み成分が胃もたれに効果がありますし、食物繊維も多く含んでいますので、腸内の不要な老廃物を排除してくれ便秘予防をしてくれます。
大根は水分も多く含んでいますので、スムーズに排便できるようになります。
また、食物繊維には炭水化物がゆっくりと吸収される効果もありますので、血糖値の上下が緩やかになり、糖尿病の人にとってとても良い効果をもたらします。
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大根の皮をむいた方が見た目や味が良い?
大根の皮は厚く、すぐ内側には年輪のように筋があります。
これによって、口当たりが悪く繊維が口に残ってしまうように感じます。
サラダなど生で使うときは、特に皮を厚めにむくことにより、口当たりをよくする方が食べやすいです。
また、皮の近くには、イソチオシアネートと言われる辛み成分が多く含まれています。この辛み成分は苦味になります。
火を入れて使うときは特に苦味が気になりますので、皮を厚くむく方が苦味が和らぎます。
また、皮を厚くむことにより、筋をとって味がしみ込みやすくもなりますので、煮物にする場合はよりおいしくなるということになります。
大根の皮は、生で食べる場合も、煮物などにする場合も3mm~4mmと厚めにむくとおいしく食べることができると言えます。
大根を使ったおすすめのレシピは?
・お漬物
・炒め物
・汁物
・ナムル
・フライ
我が家では、春巻きや餃子、チヂミの具にしたりもします。
皮を使ったレシピはいろいろありますが、私の一番のおすすめは干して切干し大根にすることです。
甘みや栄養が増しますし、長期保存もできます。切干し大根は、煮物、ハリハリ漬けの他にも、お味噌汁の具にしたり、炒めものにも使えます。
さらに、マヨネーズであえるサラダや、酢の物に使ってもおいしいですよ。
大根おろしは皮ごとがいい?
好みにもよりますが、程よく辛く、程よく甘い大根おろしがおいしいですよね。
夏大根を使用する場合は、皮の近くにある辛み成分が多く苦味も感じますので、皮をむいてから大根おろしにした方がおいしく食べることができます。
また、冬大根は寒さに耐えられるように、皮の下に糖分を蓄えていますのでこの美味しい部分を取ってしまわないようにしましょう。
よって、冬大根は、皮をむかずに大根おろしをした方がおいしく食べることができます。
皮の近くには、栄養もたくさんありますので、皮をむかずに食べた方が体にもよいです。
まとめ
大根の皮は、捨てる部分ではありません。
栄養も高くて、いろいろな料理にも活用できます。これからは、捨てるところなくおいしく栄養を取りましょう。
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