お肉に添えてあったり、お弁当の彩りに入っているパセリ。当たり前のように残している方も多いでしょう。
パセリはまるで仕切りの使われるバランのような存在になっていますよね。ところは、このパセリにはすごい栄養が含まれているのです。
食べずに残してしまうはもったいない野菜なのです!ここではそんなパセリの栄養と効能についてご紹介したいと思います。
さらに、食べすぎると危険なパセリの成分についてもご説明していきましょう。
パセリにも旬の時期がある?いつが一番美味しいの?パセリに含まれている栄養と期待される効能は?
βカロテン
まずパセリのすごい栄養の1つ目は「βカロテン」です。ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれていることで有名な成分ですね。
βカロテンが最も多く含まれている野菜はモロヘイヤ、2位はニンジン、そして3位がパセリなのです。これはあまり知られていない事実ですね。
βカロテンは、体内に吸収されると一部がビタミンAに変わる働きがあります。免疫力を高め、がん、心臓病、骨粗しょう症などを予防する効果が期待できるのです。
さらに、抗酸化作用が強く、老化防止効果もあります。
ビタミンC
「ビタミンC」は、美容効果、健康効果に優れたビタミンの中でも最も人気のある成分ですね。
パセリにはビタミンCも豊富に含まれています。「レモン〇個分のビタミンC配合」などと、レモンがビタミンCを最も多く含むように思われがちですよね。
しかし、100mgに含まれるビタミンCの量は、レモンが100mg、パセリが120mgとなり、パセリの方が多いのです。
ビタミンCは、がん作用、免疫力向上作用、骨粗しょう症予防、ストレスを緩和など、健康効果は多岐に渡ります。
さらにお肌のコラーゲンをサポートする作用があり、ハリツヤの美肌を目指すことができるのです。
ビタミンE
若返りのビタミと言われる「ビタミンE」。抗酸化作用に優れているビタミンです。肌や体のサビつきを防ぎ、若々しさを保ってくれるのです。
パセリにはこのビタミンEも豊富に含まれています。本当に嬉しい栄養がたっぷり詰まっている野菜なのですね。
ビタミンK
「ビタミンK」は、骨と血管の健康に関わる大切なビタミンです。出血を止める、骨を丈夫にするという重要な働きをしています。
パセリにはこのビタミンKも含まれています。お子様やお年寄りも丈夫な体作りにも嬉しい栄養ですね。
食物繊維
パセリは「食物繊維」が多く、便秘解消に効果的です。また腸内環境を整うことで、生活習慣病を予防したり、美容効果も期待できます。
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パセリって実は食べ過ぎると危険だって言うのは本当?
妊娠中の方は注意
パセリの独特の香りのもとになるのは「アピオ―ル」という成分です。この成分は抗菌作用、消化促進、抗がん作用、口臭予防など、嬉しい効果が色々あります。
また、月経不順の治療に使われている成分なのです。そして、妊娠の抑制や妊娠中絶に用いられてきた成分でもあるのです。
そのため、妊娠中の方や妊活中の方は注意する必要があるのです。
腎臓や肝臓が弱い人も注意?
「アピオ―ル」は適量あれば健康効果をもたらす成分です。ところが、大量に食べてしまうと、腎臓や肝臓が刺激を受けてしまうことがあるのです。
腎臓や肝臓が弱い方は、パセリの食べ過ぎは良くないのですね。
1日の適量ってどのぐらい?
妊娠中の方、腎臓や肝臓が弱い方は要注意のパセリですが、食べ過ぎなければ問題ありません。
パセリの1日の適量は約6gとされています。メイン料理に添えてあるパセリは1~2gくらい、パセリ大さじ1は3gくらいになります。パセリを1日に6g食べるのはなかなか大変かもしれませんね。
流産や腎臓や肝臓が被害を受けるほどの量は200gとされています。相当な量のパセリを食べない限りは安全ということなのですね。
毎日摂取するならパセリジュースがおすすめ!
パセリは妊婦さんや腎臓、肝臓が弱い方には危険な食べ物などと言われていますが、大量に食べることがなければ問題ありません。
むしろ体が喜ぶ栄養がたっぷりなので、毎日の食生活に摂り入れていくと良いでしょう。
そこでおすすめなのが「パセリジュース」です。
バナナ、豆乳、レモンなど、お好みの食材と一緒にミキサーに入れるだけで、栄養満点のジュースができます。
付け合わせのパセリやトッピング用のパセリと違いたっぷりのパセリを摂ることができておすすめです。
あとがき
今回はパセリの栄養について考えてきました。パセリはβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、食物繊維などをたっぷり含んだ健康効果&美容効果が抜群の野菜なのです。
アピオ―ルという成分に注意が必要ですが、過剰に食べ過ぎなければ問題ありません。毎日の食卓にパセリを摂り入れて健康的な食生活を送りたいですね。
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