1年中スーパーの野菜コーナーにあるごぼうですが、旬の時期は冬です。
でも春になると「新ごぼう」というごぼうが出始めますよね。ごぼうは春が旬の野菜でもあるのでしょうか?
そもそも新ごぼうは普通のごぼうと違うものなのでしょうか。ごぼうと新ごぼうについて考えてみたいと思います。
ごぼうの洗い方次第で味が落ちるって本当?調べてみました!ごぼうとは?
ごぼうとは、キク科の多年草です。もともと日本にあった野菜ではなくユーラシア大陸が原産です。
縄文時代から日本に入ってきていたという説もありますが、平安時代に入ってきたという説もあります。
中国やヨーロッパではごぼうは古くから薬用だったのですが、日本人が独自に食用とするようになったのです。
長根種と短根種があり、日本全国で食べられている「滝野川ごぼう」は長根種です。関西では堀川ごぼうなど、短根種も多いです。
ごぼうの旬の時期は晩秋から冬となっています。秋に植えられたごぼうが、まる1年かけて育てられて翌年の秋~冬に収穫されるのです。
独特の風味としっかりとした歯ごたえが特徴ですね。
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新ごぼうとは?
新ごぼうは、4月~6月頃が旬のごぼうです。あくが少ないので上品な香り、柔らかさが特徴的です。
普通のごぼうは1年中スーパーで売られていますが、新ごぼうは旬の時期しか食べることができません。九州などでは1月~出荷される新ごぼうもあります。
ごぼうと新ごぼうの違いは収穫する時期が違うだけで同じ種類?
新ごぼうとは、一般的なごぼう「滝野川ごぼう」の早採りしたものです。普通のごぼうは秋に植えて、翌年の秋~冬に収穫します。
一方新ごぼうは秋に植えたものを翌年の初夏に収穫してしまうのです。まだ完全に成長していない若い状態で収穫するため、柔らかく香りも優しいのです。
新ごぼうは「夏ごぼう」とも呼ばれ、夏の味覚として親しまれてきました。
ごぼうと新ごぼうは品種が違うものを思われがちですが、同じ種類なのですね。同じ時期に植えたごぼうを、若いうちに収穫するか、完全に成長してから収穫するかという違いなのですね。
ごぼうと新ごぼうを比べてみた!
味の違いは?
ごぼうはちょっと土臭いような独特の風味があります。歯ごたえがあり、味も食感も存在感のある野菜です。
新ごぼうはやさしく上品な風味が特徴です。繊維が柔らかいので、食感もマイルドです。
普通のごぼうに適する料理は?
ごぼうの魅力は独特の風味にあります。また繊維が強く歯ごたえがあるのもごぼうの美味しさですよね。
そんな存在感のあるごぼうは、やはり「天ぷら」が美味しいです。揚げることで硬い繊維も食べやすくなり、ごぼうの風味がより一層高まります。
また、あくが強いごぼうは、濃い味付けをした「きんぴらごぼう」にするとえぐみを感じなくなるので美味しくいただけます。
また柔らかく煮物にするのもおすすめですね。
新ごぼうはやっぱりサラダ向きって本当?
新ごぼうはまだ完全に成長していないので、繊維が柔らかいのが特徴です。あくが少なくえぐみも感じません。
ごぼうの上品な風味と柔らかい食感を楽しむことができます。調理する時には、サッと茹でるだけにしましょう。
そしてマヨネーズ&すりごま、ドレッシングなどを和えてサラダにすると良いでしょう。新ごぼうはアクが弱くて変色しにくいので、きれいな色のサラダに仕上がります。
まとめ
新たまねぎ、新じゃがいも、新キャベツなど、「新」がつく野菜はとても美味しいですよね。
冬が旬のごぼうですが、初夏に出回る「新ごぼう」が存在します。これは、秋に植えたごぼうを春~初夏に収穫したものです。
普通のごぼうと品種が違うわけではなく、収穫時期が違うだけなのです。新ごぼうはやさしい風味と食感が非常に美味しいです。
さっと茹でてサラダにしたり和え物にすると絶品です。ぜひ新鮮な旬の味を楽しんでくださいね。
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