たけのこ料理は美味しいけれど、下処理が面倒だから皮つきたけのこは使いたくない…と敬遠されがちです。
あく抜きのためにわざわざ米ぬかを準備するのも大変ですよね。でも、実は米ぬかがなくても米のとぎ汁であく抜きすることもできます。
簡単なあく抜き方法を知って、たけのこ料理を楽しみませんか?
たけのこの苦い時の対処法と苦味を緩和する方法を調べました!たけのこはなぜあく抜きをする必要があるの?
たけのこは必ずあく抜きをする必要があります。これはどうしてなのでしょうか。
それはたけのこの「えぐ味」の原因である「あく」を取り除いて美味しく食べるため。
あくとは、野菜などの食品に含まれる苦み、渋み、えぐ味などのもとになる不要な成分の総称です。
あく抜きをしていないたけのこはえぐ味や苦味がひどくて食べることができません。
たけのこのえぐ味の正体は「シュウ酸」と「ホモゲンチジン酸」という2つの物質です。
たけのこは動物に食べられないようにするために、このような苦味成分を持っているのです。
このシュウ酸とホモゲンチジン酸を除去するのがあく抜きなんです。
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たけのこのあく抜きは米ぬかや米のとぎ汁でするといい?
たけのこは米ぬかで下処理するのが一番良い?
あく抜きとはえぐ味の成分である「シュウ酸」「ホモゲンチジン酸」を取り除くことです。
シュウ酸はカルシウムと結びつくと不溶性の「シュウ酸カルシウム」に変化します。これによりえぐみが抑えられるのです。
米ぬかはカルシウムを多く含んでいます。だからシュウ酸のえぐ味を変化させることができるのです。
またホモゲンチジン酸は、アルカリ性である米ぬかで取り除くことができるのです。
たけのこは米のとぎ汁でも下処理できる?
米ぬかはカルシウムを多く含んでいるので効果的とされていますが、常に米ぬかがあるご家庭は少ないかもしれませんね。でも米のとぎ汁ならどのご家庭にもあるでしょう。
米のとぎ汁には米ぬかほどではありませんが、カルシウムが含まれているのであく抜きに使うことができるのです。とぎ汁はアルカリ性の性質も持っています。
米ぬかがない時には米のとぎ汁であく抜きをしましょう。
たけのこのあく抜き、米ぬかを使ってやる方法は?
たけのこのあく抜きは難しいイメージがありますよね。でも一度覚えてしまえばそれほど面倒なものではありません。
まず、たけのこを切ります。根元の固い部分と穂先を切り落としたら縦に切り目を入れます。これにより火が通りやすくなります。
大きな鍋にたけのこを入れて、たけのこがかぶるだけの水を入れます。ここに一握り分の米ぬかを入れます。米のとぎ汁を使う場合には水のかわりにとぎ汁にします。
火をつけて沸騰したら落とし蓋をして弱火でゆでます。ふきこぼれることがあるので、必ず落とし蓋をしてくださいね。
竹串をたけのこに刺してみてスっと通ればOKです。たけのこの大きさにもよりますが、茹で時間は約1時間です。
ポイントは鍋に入れたまま冷ますこと。これによりあくがしっかり抜けます。冷水で冷やすとアクが抜けきらないので注意してくださいね。
米ぬかがない場合は?茹でるだけであく抜きはいいの?
米ぬかは、たけのこのえぐ味の原因であるシュウ酸を抑える効果があるのであく抜きに効果的です。
米のとぎ汁にも同様の効果があります。でも米ぬかもとぎ汁もない時でも大丈夫。あく抜きに代用できるものがあるんです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
たけのこのあく抜き方法!米ぬかやとぎ汁がない場合はどうする?まとめ
上品な風味が美味しいたけのこですが、あく抜きをしないと苦味やえぐ味があって美味しく食べることができません。
皮つきのたけのこは正しくあく抜きする必要があるのです。下処理にちょっと手間はかかりますがそれほど難しいものではありません。
しっかりあく抜きしたたけのこは水煮加工してたけのこにはない美味しさがありますよね。
米ぬかやとぎ汁を使ったあく抜き方法をマスターして、たけのこ料理をもっと美味しく作りましょう。
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