7月になり、夏も暑さが本格的になってくるころ、「土用の丑の日」のぼりを見かけますよね。土用の丑というと、なんといっても「うなぎ」ですよね。
スーパーでも、コンビニでも、飲食店でも「うなぎ」の文字が躍っており、店頭に所狭しと並んでいます。
そんな栄養価も高くて美味しいうなぎですが、「小骨が喉に引っかかったことがある!」なんて話を耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はそうなんです。うなぎにはけっこう小骨があるんですよ。あまり気にしていない方も多いかと思いますが…。
そんなうなぎの小骨が喉に引っかからないようにする調理法を調べていきましょう。
うなぎが嫌いな人は多い!その理由と解決法を徹底追及!うなぎの骨は基本的に調理するとき取り除いていなかった!
それでは、うなぎの骨って飲食店やスーパーではどのように処理しているのでしょうか?
実は、調理工程では取り除く作業はないのです。びっくりしますよね。うなぎの調理工程では、蒸したり焼いたりすることで骨を柔らかくしているだけなのです。
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うなぎの小骨が気になる!気にならない!その違いは?
このように「うなぎの小骨が気になるか、気にならないか」についてはうなぎの調理工程中の「蒸す」「焼く」という工程が大変重要になってきます。
この工程が十分でないと、骨が柔らかくなりきらずに固いままで、小骨が残っているように感じてしまったり、小骨が喉に刺さってしまうのです。
皆様も感じたことがあるかもしれませんが、飲食店で食べるうなぎでは小骨のことがあまり気にならないですよね。
どちらかというとスーパーなどで購入したうなぎに小骨が残っていることが多いと思います。その理由はずばり、飲食店では、この「蒸す」「焼く」という工程に丁寧に時間をかけているのです。
そのため、飲食店のうなぎのほうが、小骨が柔らかくなっていて気にならないのです。
スーパーで見かけるうなぎの中から小骨が気にならないものを選ぶコツってあるの?
しかしそうは言っても、うなぎは高価なので、飲食店でばかりは食べられません。やはり、お手頃価格なスーパー等で買って楽しみたいですよね。
実は、スーパーで小骨が気にならないうなぎを選ぶコツがあるんです!!
まずは、身がふっくらしているものよりも、薄いものを選ぶということです。普通は、身がふっくらしているもののほうが柔らかそうで美味しそうと思いますが逆なのです。
身がふっくらして厚みがあるのものは、皮が固く、焼く工程が十分でないことがあります。そのため、小骨が固いまま気になってしまうのです。
つぎに、養殖のうなぎを選ぶことです。天然うなぎは時間をかけて成長していて、骨も太く成長しています。
しかし養殖うなぎは、できるだけ短期間で人の手により大きく成長させられているので、同じ大きさのうなぎで比較すると、養殖うなぎの骨のほうが天然うなぎに比べて細く柔らかいとされています。
とはいえ、スーパーで売っているうなぎは、ほとんど養殖ですよね…。
うなぎの小骨が気にならないように調理するコツは?
では、スーパーなどで購入したうなぎの小骨が気にならないように調理するコツをご紹介します。
まずは、骨切りする方法です。市販のうなぎを冷凍庫に入れ半冷凍させます。そして、皮まで届かないように注意しながらできるだけ細く切れ目を入れます(骨切り)。
この後はいつも通り温めてたれをかけたら出来上がりです。
次に、ひつまぶしにしてしまう方法です。市販のうなぎを細かく刻んで、研いだお米と一緒に圧力釜(炊飯器)で炊きます。
このように調理すると、骨がほとんど気にならず、お家でも美味しくうなぎを楽しめます。
小骨は意外と危険?喉に刺さって手術した人もいるって本当?
どれだけ気を付けても、喉に小骨が刺さってしまうこともあるかと思います。
そして、なんと、手術をして取り除いた方もいるそうです。気道と食道の間のように細くなっているところに刺さってしまうと手術でなくては取れない場合もあるのです。怖いですよね。
うなぎの小骨が喉に刺さってしまった場合、「ご飯を飲み込むと良いよ」と言われることもあると思いますが、これは危険です。
ごはんを飲み込むことにより、骨が喉の傷を裂いて大きくしてしまうことがあるからです。つばなどを飲み込むと自然に取れたりするので、少し様子をみましょう。
それでもまだ気になるようなら、専門医の耳鼻咽喉科に受診することをお勧めします。
まとめ
うなぎの小骨が引っかからないようにする調理方法いかがでしたか?
今年の「土用の丑の日」は、家族みんなで美味しいうなぎをお家で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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