アボカドは野菜なのか果物なのかどっち?

アボカド

果物のようなのに野菜に分類されるもの、逆に野菜のようなのに果物に分類されているものがあります。いちごやメロンが野菜に分類されているのは有名ですよね。

アボカドはご飯に使われる食材なので野菜と考えるのが自然です。でも、野菜のように見えて、分類は果物とされることが多いのです。

今回は、アボカドは野菜なのか?果物なのか?という問題について調べてみたいと思います。

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アボカドが野菜だという人の意見は?

アボカド

ご飯として調理することが多い

アボカドは当然野菜だという人は多いです。その理由は、アボカドはご飯として調理される食材だからです。

アボカドがムースやチーズケーキなどのスイーツに使われることもありますが、とても稀なことです。にんじんケーキや、トマトゼリーのような野菜スイーツです。

また、アボカドはリンゴなどのフルーツのようにそのまま食べることもありません。アボカドは9割以上ご飯に使われる食材と言って間違いないでしょう。

味付けも甘いものではなく、塩コショウ、醤油、ソースなどを使うことがほとんどなので、果物のイメージとはかけ離れています。

ご飯として調理するものを果物と分類するのはおかしいというのが、アボカド野菜派の人の意見です。

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アボカドが果物だという人の意見は?

アボカド

和名で鰐梨だから

アボカドの和名は鰐梨(わになし)です。

アボカドの皮がワニの背中に似ていることから「鰐(わに)」という漢字が入っているのです。そして注目は果物の「梨」という字です。

梨のような食べ物ということから、アボカドは果物だという意見があるのです。

木に成るから

野菜と果実のシンプルな定義として、木に成るか、田畑で栽培されるかという基準があります。農林水産省では、野菜の定義として「田畑に栽培されること」としています。

アボカドは田畑に栽培されることはなく、木に成るものです。だから果物だというのが、アボカド果物派の人の意見です。

さらに農林水産省では、「2年以上栽培する草本植物及び植物であって、果実を食用とするものを果樹として取り扱う」と定義しています。

イチゴやメロンは一年生草本植物なので、果物ではなく野菜に分類されるのですね。

アボカドは多年草なので、この定義から判断しても果物ということになります。

アボカドが日本にはいってきた時は果物として紹介されていた?

アボカドが日本にはいってきたのは約100年前です。当時は、アボカドはトロピカルフルーツとして紹介されていたのです。

アボカドは「avocado」という英名以外に「alligator pear」という英名もあります。これを直訳すると鰐梨(わになし)になるのです。

梨に似たフルーツをイメージしたこともあり、アボカドは果物として知られるようになった可能性が高いです。

私はアボカドは○○だと思っている

私はアボカドを野菜だと思っていました。その理由は、スーパーでは野菜コーナーに置かれていることが多いからです。果物コーナーに置かれていることはほとんどありません。

ご飯に使う食材だから野菜であるという意見にも納得です。

しかしながら、農林水産省が果物として分類していること、アボカドが日本に入ってきた時に果物として紹介していたことを知り、やはり果物と考えるのが自然だと思いました。

和名の鰐梨(わになし)という呼び方からも果物であると言えるでしょう。みなさんはどう考えますか?

まとめ

今回は、アボカドは野菜なのか?果物なのか?という問題について考えてきました。

農林水産省では、アボカドは果物として分類しています。しかし、同時に「野菜と果物の分類については、はっきりとした定義がありません。」としているのです。

つまり、100%正しい答えはないということがわかりました。

しかし、敢えてどちらかに分類するのであれば、果物ということになるのではないでしょうか。

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