10月に入ると、町はハロウィーンのディスプレイで飾られて、テレビなどのメディアでは、ハロウィーンの話題で持ちきりになりますよね。
そして、多くの話題を独り占めにしているのは、皆さまご存知のかぼちゃですよね。当たり前のように「パンプキン」という文字が日本中で張りめぐらされますよね。
そんな、私たち日本人がなんの違和感もなく日常的に使っている、「かぼちゃ=パンプキン」ですが、実は、日本のかぼちゃはパンプキン(pumpkin)ではないって知ってましたか?
びっくりですよね。それでは、丁寧に解説したいと思います。
固くて切れないかぼちゃの切り方!こんな裏ワザもあった!かぼちゃは英語でpumpkinというのは基本的には正しい。
実は英語で「pumpkin」と呼ばれるのは、ペポカボチャ(サマー・スクワッシュ)の一部のものだけです。だから、このペポカボチャの一部のものを「pumpkin」と呼ぶのは正しいんです。
そして、私たちがハロウィーンでよく見る、オレンジ色の果皮をした、「ジャック・オーランタン」で使われるかぼちゃこそが、この「pumpkin」です。
実は日本で食べられているかぼちゃはpumpkinではない?
それじゃあ、日本で食べられているかぼちゃは「pumpkin」ではないの?結論からいうと、「pumpkin」ではないのです。
まずはかぼちゃの種類についてですが、かぼちゃは大きく分けて「西洋カボチャ」「日本カボチャ」「ペポカボチャ」の3つに分類することができます。
現在、日本で最も多く取り扱われているのが、「西洋カボチャ」です。そして、その次に多いのが「日本カボチャ」です。そして、pumpkinである「ペポカボチャ」は、日本ではあまり流通していないのです。
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日本で食べるかぼちゃはpumpkinではなくsquash?
さて、日本で食べられているかぼちゃが「pumpukin」ではないということが分かりましたね。
では、実際に私たちがいつも食べている、あのほくほくとして甘くておいしいかぼちゃは英語で何て言うのでしょうか?
答えはズバリ「squash」です!
実は、かぼちゃ全体を総称して「squash(スクワッシュ)」と言うのです。なので、どの種類かは関係なく、「かぼちゃ」と言うのであれば、「squash」と言うのが正解なのです。
さらに細かく言うと下記の表になります。
- 西洋カボチャ=Winter squash(ウィンター・スクワッシュ)
- 日本カボチャ=Japanese suash(ジャパニーズ・スクワッシュ)
- Tropical squash(トロピカル・スクワッシュ)」
- ペポカボチャ=Summer squash(サマー・スクワッシュ)
ユミ
pumpkinとsquashの違いを考える!
ここまでで、カボチャの総称が「squash」で、その中のペポカボチャの一部の果皮がオレンジ色のハロウィーンで使われるカボチャが、「pumpkin」であることが分かりました。
しかし、更に調べてみた結果、これは主に北米やイギリスでの話であるという説が出てきました。
なんと、びっくり、ニュージーランドやオーストラリアでは、日本で食べられているあの緑の皮のカボチャ「西洋カボチャ」も、「pumpkin」と呼ぶというのです!
更に、びっくりしたことに、日本のかぼちゃの輸入先第一位は「ニュージーランド」なのです。
じゃあ、私たちが食べているかぼちゃは「pumpkin」で正しいのではないかという意見も出てきますよね。さて、なかなかややこしいことになってきましたね…。
結論は?
結論としては、一般的には、私たちがいつも食べているかぼちゃは「squash(スクワッシュ)であり、「pumpkin」ではないと言えるのではないでしょうか。
ただし、私たちが口にしているかぼちゃがニュージーランド産の「西洋カボチャ」であったとしたら、「pumpkin」でも間違いではなさそうですね。
今度スーパーでかぼちゃを買うときには、ニュージーランド産のものか確かめてみるのも面白いですね。本物の「pumpkin」に出会えるかもしれませんよ!
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