突然ですが、長芋の旬をご存知ですか?
長芋はスーパー等に一年中並んでいるので、ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は長芋の旬は1年に2回あるんです。
そこで今回は、長芋の旬の時期が2回もあるって本当?についてお話ししたいと思います。
長芋は旬の時期が2回あるって本当?
早速ですが、長芋は旬の時期が2回あるのは本当です。まずは、寒くなる前の11月~12月に収穫されるもので、秋掘り長芋と呼ばれます。
そして、雪解けの後の3月~4月に収穫されるものは、春掘り長芋と呼ばれます。採れる時期により、長芋の特徴は違います。
秋掘りの長芋はこんな特徴がある
秋掘りの長芋の特徴は、皮が薄くてみずみずしくジューシーです。
そのため、シャキシャキとした食感が爽やかでアクがないのが特徴的です。
春掘りの長芋はこんな特徴がある
春掘りの長芋の特徴は、寒い冬を冷たい土の中で越冬しているため、熟成が進んでいます。
そのため、うま味やコクが凝縮されており、濃厚な味わいになります。また、粘り気が強いのも特徴的です。
秋掘りの長芋も春掘りの長芋もどちらも特徴が違うので、好みの長芋を探すのも楽しいですね。
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長芋はどこで一番収穫されているの?
このように1年に2回収穫されている長芋ですが、どこで一番収穫されているのでしょうか?
長芋の生産量の都道府県ランキングによりますと、1位は北海道、2位は青森県、3位は長野県となっています。
長芋は寒い地域で栽培されているのがよくわかります。
これも1年に2回旬を持つ長芋の特徴で、温かい地域だと冬でも土の温度が高く長芋を追熟させることができません。
そのため、寒い地域での栽培が向いている食材なのです。
長芋の名産地は山形村!
そして、長芋の名産地はというと、長野県東千曲郡山形村が一番有名です。
現在は、長芋の生産量は北海道と青森県に次ぐ3位ですが、山形村の長芋の栽培の歴史は古く、明治時代から栽培されているんです。
山形村の土は、火山灰、赤土、砂が混ざった土です。
そのため、水はけがよく柔らかい土となっています、この土地で栽培された長芋は、甘味が強く、粘り気も強いのが特徴です。
旬の長芋はこうやって食べると美味しい!オススメレシピは?
長芋は1年に2回も旬が楽しめるうれしい食材です。
秋掘りと春掘りそれぞれの旬の長芋をより美味しく食べられるおススメのレシピを紹介したいと思います。
秋掘り長芋のおススメレシピ
秋掘りの長芋を楽しむためには、真白な切り口とシャキシャキとした食感を生かす食べ方がおススメです。
皮つき短冊切り
長芋をきれいに洗い、3%程度の酢水に5分程度漬けてあく抜きをしたら、水で綺麗に洗います。
(秋掘り長芋は皮が薄いので、皮つきのまま調理しても美味しく食べられます。皮が気になる方は、もちろん皮を剥いても美味しいです。)
短冊切りにしてお皿に盛り、鰹節やのりをお好みでかけてしょう油を垂らして出来上がり。
皮の食感と風味が何とも言えない一品です。
浅漬け
長芋をきれいに洗い、皮を剥いてから、3%程度の酢水に5分程度漬けてあく抜きをしたら、水で綺麗に洗います。
長芋を10cm程度に切ってから、縦半分に切ります。
タッパーなどの保存容器に、しょう油100cc、みりん100cc、料理酒大さじ1、砂糖小さじ1~2を入れて、よく混ぜます。
切った長芋をそこに浸けて、半日から1日冷蔵庫で寝かします。
5mm~10mm程度の食べやすい大きさに切って出来上がりです。お好みでわさびをつけても美味しいです。
いままで食べたことのない、あっさありとした長芋が癖になります。
春掘り長芋のおススメレシピ
春掘りの長芋を楽しむためには、熟成した甘みやコク、粘り気を生かす、食べ方がおススメです。
やはり、すりおろしてとろろ状にして出汁をかけるのが一番おススメですが、今回は別のおすすめレシピを紹介します。
長芋の甘辛煮
長芋をきれいに洗い、皮を剥いてから、3%程度の酢水に5分程度漬けてあく抜きをしたら、水で綺麗に洗います。
7mm程度の輪切りにして、片栗粉をまぶして、170℃の油で表面を揚げます。
鍋に、しょう油、みりん、酒を大さじ2ずつ入れて煮立たせて、揚げた長芋を入れて絡める。
お好みでゴマを振って出来上がり。
もっちりとした食感と、コクがあり甘みが強い長芋を楽しめます。
まとめ
長芋は1年に2回も旬がある、とっても嬉しい食材です。
秋掘りと春掘りの長芋の特徴にあったレシピを選んで、1年中長芋を楽しみましょう。
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