アボカドは変色しても食べられるの?防止する手段はたくさんある!

アボカド

アボカドの魅力は濃厚な味わいですが、鮮やかなグリーンのカラーにもあります。アボカドのグリーンは料理を美しくみせてくれるのです。

しかし、盛り付けた時にはきれいな色だったのに、食べる時には変色して美味しくなさそうになってしまった…という経験はありませんか?

今回はアボカドの難点である変色についてご説明したいと思います。実は変色を防止する方法はたくさんあるんです。

アボカドアボカドに黒い斑点や茶色い筋が!その理由と食べられるの?

アボカドは変色しても食べても平気なの? 

アボカド

味は落ちるの?

そもそも、変色したアボカドは食べても良いのでしょうか。茶色に変色したアボカドは腐っているようにも見えてしまいます。

でもアボカドの変色は食べても平気です。腐ったりカビることで変色しているわけではなく、空気に触れることで変色が起きる「褐変(かっぺん)」という現象だからです。

リンゴを半分に切ってそのままにしておくと、断面が茶色になってきます。これも褐変です。

褐変により茶色や黒色になった部分は、味が変わることもありません。でも、見た目が悪くなってしまうので、気になる場合は茶色い部分を取り除いて食べると良いでしょう。

なぜアボカドって変色してしまうの?

アボカドの変色の原因は褐変です。これは空気、酵素、ポリフェノールという3つの要素が合わさることで起きる現象です。

この褐変のメカニズムをご説明しましょう。

アボカドには「ポリフェノールオキシダーゼ」という酵素が含まれています。アボカドをカットして断面が空気に触れることで、このポリフェノールオキシダーゼと色素成分となるポリフェノールが反応してメラニン色素を作り出すのです。

メラニン色素とは、人間の肌のシミやそばかすの原因になるものでもあります。このようなメカニズムにより、アボカドに変色という現象が起きるのです。

切っていない丸ごとのアボガドは変色しないのに、切った途端変色がはじまってしまうのはこのような理由があるのです。

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アボカドの変色防止の方法は?

ポイント

レモンなどのクエン酸

アボカドの変色の原因は空気、酵素、ポリフェノールということがわかりました。変色を防ぐためには、これらの要素をブロックする必要があるのです。

まずおすすめの方法がレモン、ライム、オレンジなどの柑橘類果物に含まれるクエン酸を利用する方法になります。

クエン酸は酸性です。

アボカドを酸性にすることで、酵素の働きを低下させる効果が生まれます。これにより変色がおさえられるのです。

アボカドを半分に切ったら、断面にレモン汁などを薄く塗ります。

切ったりマッシュした場合には、レモン汁を数滴垂らしてさっと混ぜてください。

レモン、ライム、オレンジなどの柑橘類果物は、アボカドの味を邪魔しないのでおすすめです。

レモンなどの柑橘場合には、お酢でもOK。お酢も酸性にする働きがあるので、酵素が空気と反応するのを防ぐことができるでしょう。

レモン汁同様に断面に薄く塗るか、数滴振りかける程度でOKです。

しかし、お酢の場合は酸っぱい味に変わってしまうという問題があるので、調理方法によって使い分けると良いでしょう。

電子レンジ

電子レンジを使って変色を防ぐ方法もあります。

アボカドを加熱することで酵素が壊れるため、空気に触れても変色しなくなるという効果が生まれるのです。

加熱時間は500wで15秒。ラップはしません。レモンやお酢などがない時でも簡単にできるおすすめの方法です。

まとめ

せっかくおしゃれに盛り付けたアボカドが茶色に変色してしまうとガッカリしてしまいます。アボカドの変色は酵素とポリフェノールが空気に触れることで、メラニン色素を作り出してしまうことが原因です。

体に悪いものではないので味は変わりません。でも見た目が悪くなるので、しっかり変色対策をしておきましょう。簡単にできる方法ばかりなのでぜひ試してみてくださいね。

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